きらり!(^^)!

子どもたちの限りない可能性を求めて!

困っている人の立場で考える

2018-09-26 21:31:09 | 社会
ホーム転落は視覚障害者3人に1人経験 春日部で視覚障害者への「声掛け」講習 急に体に触れず声掛けて9/26(水) 10:31配信 ・埼玉新聞
 駅ホーム上で視覚障害者に対する声掛けの方法を学ぼうと、埼玉県春日部市で20日、県と市、東武鉄道による「駅ホーム声掛けサポート講習会」が開かれ、市内の関係者や住民ら約20人が参加した。視覚障害者に対する声掛けやサポートの基本を学習。同市の東武春日部駅では、アイマスクを着用し目が不自由になった状況を体験した。

 講習では「声掛け」のタイミングで「押さない、引かない、抱えない」を守ること、いきなり体に触れずに「何かお手伝いいたしましょうか」と声を掛けることなど対応について学んだ。

 講師の1人で県視覚障害者福祉協会の岡村淳子さんは、ホームから転落した経験を持つ視覚障害者が3人に1人いるなど現状を報告。「声を掛けてもらえると、とてもうれしい」と話した。

 岡村さんによると、最近、スマートフォンを利用しながら点字ブロックを歩く人と接触するケースが増えているという。岡村さんは「視覚障害者にとって点字ブロックは命綱。ブロックの上に物を置いたり、立ち話などをするのもやめて欲しい」と注意を促した。

 また視覚障害者が緊急時に助けを求める際、白い杖を縦に上げるポーズを紹介。ポーズがなくても積極的にサポートの声を掛けてほしいとし「ホームの上では視覚障害者には何があるか分からないので、見守りをしてもらえるとありがたい」と話した。

 講習を受けた参加者はさっそく春日部駅ホームでアイマスクを着用。ガイドと共に数10メートル歩き、ベンチに座る動作を体験。「方向感覚がつかめない」、「ベンチに座るのも一苦労」などと感想を話した。

 どこ向いているのか…記者も体験

 視界が閉ざされ、どちらの方向を向いているかも分からない。逆に電車や駅構内の放送や人の声、雑音が耳に流れ込んでくる。何か起こるのではないか。突然不安に襲われる。

 県視覚障害者福祉協会のガイドヘルパー荒舩孝子さんの腕につかまり、歩き始めた。「歩く速さはこれくらいで良いですか」と聞かれる。「少し早いです」。方向感覚が失われ、怖くて通常のテンポで歩けない。

 「イスの前に着きました。こちらがイスの背もたれ、座面になります」。言葉とともに私の手をとり、ベンチの形をなでるように動かした。肌でイスの形を感じ取り、いすの位置を確認。何とか座った。

 「想像以上に怖いですね」と感想を話すと「駅は特にね。私も一番怖い場所」と岡村さん。ガイドのことを尋ねると、荒舩さんは「手は下から取ってあげたり、小さな動作でも丁寧にということを心掛けています。おもてなしが大事ですよ」と答えた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿