ども用の車いす 駅・バスで手助けを 国交省が啓発ポスター
2019年9月1日 朝刊・東京新聞
子ども用の車いすに温かい配慮を-。国土交通省は、病気や障害のある子どもが使う車いすへの理解を広めようと、啓発ポスターを作った。形がベビーカーと似ているため間違われることが多く「まずは存在を知って」と担当者。全国の主要鉄道会社やバス会社などに配布し、掲示を呼び掛ける。
子ども用車いすは重く、折りたたむのも難しい。しかしベビーカーと誤認されて、混雑する交通機関の車内で「たたんでください」と言われたり、障害者用の駐車スペースの利用を断られたりするケースもあるという。
ポスターでは、ベビーカーとの見分け方の例として、子ども用車いす利用者らの団体が作ったマークが付いていることがあると紹介。駅や車内で困っている様子を見かけたら、声を掛けてみるよう促している。
同省担当者は「東京五輪・パラリンピックを一つのきっかけとして、車いすの利用者が気軽に外出できる環境づくりを進めたい」と話している。
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