プラスチック枠などで、調整できる鼻あてがないメガネの場合、それがズレ落ちずにその人に掛かればベストです。しかし、そうでない場合の方法としてはいくつかあります。シリコンのシールのようなものや、あるいはパットなど鼻盛り専用のパーツ材料を鼻あての部分に張り付けるなどします。これは角度調整できませんが、メガネのイメージ的にはそのままという感じに仕上がります。
今回やったのは調整可能な鼻あてを装着するというものを紹介します。
写真は全部ではないですが、こんな感じの専用道具を用意します。フレームの切り取り、パーツ穴の位置決め器機、削りの微調整やすり、パーツ差し込みの専用ヤットコなどです。後はモーターの機械2台ほどです。
穴あけはハンドドリルを使ってもいいのですが、今回は穴が深くなり過ぎないように慎重に手作業です。フレームはブリッジから分かれる特殊なタイプ。元の鼻あては削り落とした後です。やったら後戻りはできないので、緊張する作業です。
ヤットコでパーツを差し込んだ後です。このヤットコの構造が複雑でかなり面白いのですが写真に撮っても全然わからないので割愛。
完成。このパーツが付くとイメージが変わるので、好みが分かれるところですが、利点も大きいです。