例年年始は修理が増えます。しかし今年は「酔っぱらってメガネ曲げた」という人が今のところなし。コロナ効果?
お年賀で恒例の鯛のチョコレートを差し上げていますので、よろしければお立ち寄りください。もう少し残っています。
さて鬱陶しいレポートの続きです。まさかこのレポートが年を越してしまうとは思いませんでした。もうすぐ終わる予定なんですが、スイマセン!
戦いは続く。
ギター作るのに何が大変かって全部大変。その中でも指板作りは最上位なのではないだろうか。弦の端から端までの半分の距離が12フレット。半音12個分、ピアノの鍵盤でいうと白鍵と黒鍵合わせた数、そこが1オクターブ上となる。例えばA音の周波数440Hzの1オクターブ上は880Hzとなる。12分割は公比が12√2の等比数列を求めればいいらしい。が、もっと楽にフリーの計算ソフトを使うことにした。これなら修正も一発だ!ソフトを見つけたときはうれしさと感謝。というか世の中ギターを手作りする人そんなにいるのか?
とにかくローズウッドの指板にフレット位置を書き込み作業開始!
慎重に手作業。ちなみにフレット切専用ののこぎりである。こんなものまであるのかと驚いた。とにかく作業中すべてが驚きの連続。
バインディング材を貼るのを忘れ、張った後に再びのこぎり。それ専用の接着剤を使ったはずが全然だめで、市販のものでつけた。
フレット打ち込むも新しく打てば隣が飛び出すという悪循環。メガネの道具のヤットコ各種を使って挟んで押し込むことで強引に解決。
12フレットと3からの奇数フレットのポジションマークの穴を開ける貫通させない深さが難しい。
いろんな作業が同時進行。煮詰まらないように飽きたら次、これが作業を続けるコツ!知らんけど。そしていよいよ塗装、の前にやすり掛け。
紙ペーパーってなんやね~ん!と突っ込みが作業開始の合図。5種類ぐらい、だんだん目を細かいものに変えてひたすら擦る。適度に休憩を入れないと、こういう単純作業は手か頭がおかしくなるので注意。
いくつか引き返したいポイントがあるが、次の出来事がかなり消し去りたい。消せないセーブポイントを思い出すとつらいが、進んでしまう。
続く…。