一週間て、いや、今回は、二週間て、早いですね。
もう、「コーラス星の会」練習日です。
今日も会場は、「ダンスカルチャー杉原」です。
ダンス教室の練習スタジオとして使われることが多いようですが、
空いているときは、貸し部屋できるそうです。
このブログで、当初、極秘の会場としていましたが、
貸しスタジオ、としての宣伝になれば、
少しですが
オーナーさんのご好意に報いることができる
と思いなおし、一転公表することにしました。
19時15分発声開始です。
団員それぞれに、仕事や家事を済ませて、
など事情があるので、
遅れることはいたしかたないのですが、
なるはや、でお願いします。
ついでに、上履き持参でお願いします。
でも、かくいう自分が遅刻予定でおります。
ごめんなさい。
前回から取り組み始めた「海はなかった」について、
完全に個人的な解説をはさんでみたいと思います。
「海はなかった」は「混声合唱組曲 海の詩」の第一曲です。
作詞は岩間芳樹、作曲は廣瀬量平 です。
組曲は1975年に作曲され、その年の12月に初演されました。
でも、第一曲「海はなかった」は
その年のNHK全国学校音楽コンクール高校の部の課題曲だったので、
1974年のうちに作曲されていたようです。
第二曲以降の歌詞も、組曲のための書き下ろし、とのことです。
当時、あまり合唱には興味関心がなかった私は、
イワユルNコンの課題曲として、
どこかでぼんやりと聞いていたのですが、
そのハーモニーがとても新鮮に思えました。
そのころよく耳にする混声合唱曲は、
密集和音の平行移動が多用されているイメージがあり、
主旋律以外のパートは「うっとりできないんじゃない??」
と思ってしまうことが多かったので
(全く理論的根拠のない個人の感想そのものです)
この曲の随所に聞かれる、
風が吹き抜けるような開かれた和音。
主旋律以外のパートも旋律的で、
うっとりできる。
そのあたりがとても魅力的に思えました。
作曲者によると「海はなかった」は、
「重い鉛色の海を前にした若者の思い」
とのことです。
もう若者ではない私たちなので、
45年前の若者の思いをなぞってしまいがちですが、
ちょっと欲張って
2020年でなければ歌えない「海はなかった」が
歌えるといいなぁ、と思います。
自分としては、あの頃、
もう少し合唱との接点を多く持っていたら、
この曲への想いはもっと深いものだったろうに、
と悔やまれます。