2週間ほど前のことだが、その日の午前中は最近よく行っている現場での仕事だった。 こういう場合は、なるべく11時台に現地を引き上げ、12時前には中華街に入るようにしている。そのまま事務所に戻ってもカバンを置いたらすぐに昼食ということになるので、料理店に直行というわけだ。 西門通りから入って福建路で右折すると、お気に入りの「東林」がある。 店頭の白板メニューを見ると、この日の“まかないランチ”は、あのカツ丼だった。 紅焼丸子も旨そうだなと思いつつ、昨年閉店した右隣のチャイナドレスの「綺羅」跡に目をやると、こんな工事が始まっていた。 何ができるのかな…。 内装からして中華料理店じゃあないような気がする。 最近は工事がもっと進んでいて、2階に上がる階段横の壁も、レンガ風の仕上げになっていて、どうやら1,2階でセットの店ができるようだ。 この日は「東林」を通り過ぎて大通りに向かう。 お目当ては、食べ放題の「龍盛飯店」。 縦長の看板を見ても分かるとおり、両店には同じロゴマークが付いている。言うまでもなく同じ会社が経営しているというわけだ。 店頭の黒板ならぬ赤板メニュー。 本日のランチを眺めていたら、いつも入り口に立っているスタッフが声をかけてきた。 「ランチ、あります」 「うん、知ってるよ」 「どれにしますか?」 「う~ん」 「どれですか?」 「どうしようかなぁ」 「どれ食べます?」 この店では、どのランチにするか、入る前に決めなくてはいけないのか… 結局、「セロリと3種類海鮮炒めを…」と店の前で注文。 こういうスタイルは初めての経験だ。やっぱり食べ放題店でのランチには、行ってみるもんだね。 先ほどのスタッフが、すぐさま水、箸、お手拭を運んできた。注文は店に入る前にしてあるので、言葉を交わすことなない。 彼はそのまま奥へ引き返し、先客が注文した料理をテーブルに運び、再び大通りへ出て行った。 一人で何役もこなしているようだ。 しばらくしてご飯、スープ、ザーサイが来た。 スープは濃厚な味わいで、まあ普通によくあるタイプか。 ザーサイもごく普通のもの。 フロアスタッフが一人なのかと思っていたら、もう一人、奥から出てきて、その人が料理を運んできた。 これがメイン料理である。 3種類海鮮というのはイカ、貝柱、エビだ。 真っ白なものを想像していたセロリが、やけに緑色だが… 味付けはごくオーソドックスなもので、悪くはない。 しかし、いかんせん量が少ない。写真だけではよく分からないと思うが、小食の私でも「これはちょっと…」と思うくらいだった。 スープの底に残ったフカヒレ(?) 食べ放題の店で提供しているサービスランチをすべて体験してみようと始めたシリーズであるが、開始早々どうも気力が萎えてきた。 3号で潰れるのが“カストリ雑誌”。 こちらの企画は3軒巡ったところで終了となる“カストリ企画”であった。 ご期待に添えず申し訳ありませんでした。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
でも、ダメージが少ないうちに撤退というのは良い判断だと思います。
「珍味園」あたりのレポートは見てみたかったですけど。
「龍盛飯店」のランチは1年くらい前に食べたことがあります。
当時この店は『新派広東料理』のメニューを出してましたが、
最近また食べ放題に戻っちゃいましたね。
私が食べた時は普通に店内でランチを注文してました。
量も特に少ないということは無かったです。
内容もまあ値段相応で特に悪くは無かったと記憶してます。
超競合地帯でお食事されていると、余計にお金と胃袋の使い道について悩んじゃいますよね。
いつものように中華街の美味しい楽しい今のおすそ分けが見ることが出来れば喜ばしい限りです。
本来日本発の料理だから、矢張り中国料理としてもカツ丼なんでしょうかね?
お値段もお手頃価格ですからね。
ただ長年のお気に入りのお店と比べると、
そこはやはり難しいものがありますね。
最近は同じ店名でも経営者が変わっていたり、
逆に店の名前が変わっていても経営が同じだったりしますね。
早めの撤退がいいと思いましたので、やめました。
でも「珍味園」には、そのうち行ってみたいですね。
前回はもうずいぶん前のことです。
この街の近くで働いているから中華街ランチを楽しめるわけで、
その環境にいられなくなったら平日ランチを味わうことができなくなります。
なので、やっぱり冒険は無理でした。
中国ではなんて言うんでしょうかね。
すみません、わかりません。
味的には問題ないですよ。
でも、思ったほどボリュームがなかった…
まぁ、ほかでもこういうことはありますからね。