王者が腐敗すれば、王者を追放すればよい。
貴族が腐敗したら、腐敗した貴族を追放すればよい。
が、人民が腐敗したらどうなるか?
まさかその人民を追放するわけにはいくまい。
そこで独裁者が出てきて、腐敗した人民を大量虐殺し始める。
ネットを見ればその兆しは見える。
堀江貴文氏や西村博之氏、そして成田悠輔氏らが、盛んに社会弱者たたきをしている。
彼らの取り巻きたちは、彼らの言動に酔いしれ、自分たちこそ「社会的強者」になれると妄想している。
そう、自分たちが出世できないのは、「自らの無能さのせい」ではなく、「上でつかえている無能なおっさんおばさんのせいだ」と、思い込まされている。
そして自分の祖父や祖母世代、ひどい場合には親世代を、かつて文革の時にはやった紅衛兵さながらに、糾弾しまくるのだ。
なぜ自分たちのおじいさんやおばあさん、そして親世代を糾弾するような報道を、マスコミが垂れ流しているかも考察せずにw
これは読者の皆さんへの宿題である。
新自由主義がはびこり、生活が楽になったかどうか?
痛み分けといいつつ、俗に言う上級国民たちも痛みを感じているかどうか?
そして堀江某や西村某、成田某が主張する世界はどんな世界であろうか?
である。
なぜ結婚する男女が少なくなったか、なぜ子育てが難しくなったか?
それは堀江某や西村某、そして成田某が主張するように、おっさんおばさんや、老人がいなくなれば結婚できる男女が増え、子育てがしやすくなるのであろうか?
さらに人口ピラミッドを人為的に調節するためには、どうすればよいか?
そのあたりを考えてみるのも楽しいと思う。