のらくろたちが曹長に任官したときに、計数能力で、無能ぶりを露呈した。
それを知ったブルドック連隊長とモール中隊長は、「軍人は戦に強ければいいだろう。」ということで、彼らをいとこのテキサス大佐が校長を務める士官学校に入学させて、少尉に任官させた。
こんな人事は前代未聞であろう。
さらに、のらくろの部下であるデカ伍長や破片二等兵が、「腕がなまるからどこかの国に攻め込みましょう。」といったら、のらくろは、「猛犬連隊は正義の軍隊である。決してそんな野蛮な軍隊ではない。」といって、デカや破片をたしなめたそうだ。
本当に猛犬連隊は、いい軍隊である。
ああ、また読みたくなってきたな、のらくろ。
そんなことを思ったいけもとであった。