小さい頃、父方のおばあちゃんや母方のおばさんのしていることを見て、あれは迷信だと思った。
が、二十歳の頃にあることがきっかけで星占いを信じるようになった。
それからは、坂道を転げ落ちるように、私自身が迷信家になっていった。
が、さっき、「もし患者が運ばれてきた病院で、救急医が迷信を気にして必要な手当てをしなかったら、患者は死んでしまうではないか。」という考えが頭にわいた。
そしたら私が二十歳の時から迷信に毒されていた迷信家であることに気づき、愕然としたのだ。
前にも意識を現実と想像の世界に片足ずつ突っ込んで生きている人は云々と書いたが、それは実にこの私であった。
いけもとてつこう。マジの反省である。