私が市川拓司先生の小説。
とりわけ、
ねえ、委員長
が好きな理由は、
かつて所属した学校や職場で、私をいい思い出で思い出してくれる人がいたら嬉しい。
とりわけ、彼の小説のヒーローのように、何年か経ったあとに再び出会って、あんなふうに恋ができたら素晴らしいだろうなあ。
そんな甘い期待があったのだ。
実際問題、私は問題児であり、問題社員であったから、誰もそんなふうに思い返してくれる人はいないだろう。
いや、そんなふうに悪く思ってもらえるだけでも、嬉しいこともあるのだ。
誰の記憶にも残らない。
それは寂しいことであるから・・・。
本当に好きな小説は、
泥棒の娘
である。
あのヒロインにとって、ヒーローのメモは、天の十二軍団に匹敵するほどの援軍や心の支えであったことだと思う。
私もあのヒロインのような目に遭い続けてきたから。
さあ、辛気臭い話はここまでにしておこう。
それじゃあ、皆さん。
良い一日を!