それにしても「スマホ決済の個別支払いをスムーズに」なのだ。

　キャッシュレス決済の対応店が増え、利用する人が増えてきている。個人の好み、利用するメリット・デメリットは色々あるけど、流れとしては、政府の意向もあって、今後はキャッシュレス化が進んでいく事だろう。
　そんな過渡期に、筆者が思うスマホを使ったキャッシュレス決済“スマホ決済”に求める対応がある。それは『スマホ決済の個別支払いの上手な対応』だ。先日、外食時の支払い時、レジ前に学生10名ほどのグループがいて、個々がスマホ決済でレジの店員とやりとりしていたのだ。キャッシュレス決済のメリットの一つは、支払いが、キャッシュを使ったやりとりに比べ、スムーズで素早いやりとりのはずなのに、伝票に注文内容がまとまって一枚しかないため、「自分はあれとこれとそれを食べたから・・・」と個別対応すると、過不足があってはいけないので、時間のまぁかかる事かかる事。
　従来のキャッシュ式なら、レジに行く前に個々が自分の必要額を出して、それをまとめて一人に持たせて、その人一人が支払いをする・・・従来よく見られた事が可能だ。でもキャッシュレス決済は、それができない（実はできる）。今回筆者が訴えたいのは、それに上手く対応する術を実装して欲しいという事だ。
　これは、どちらかというとお店側のシステム対応になるだろう。グループで来店した場合は、注文聞き取り時にキャッシュレス決済かどうかを確認して、キャッシュレス決済なら一人一人注文を聞き、伝票に個人毎のバーコード等も生成し、精算時は個々の分から精算し、合計からドンドン引かれていき、最後まで行けば完全個別支払いになるけど、そうでなければ残金まとめ支払いになる・・・みたいな事とか。これなら、個々の確定事に領収書発行も可能だ。追加注文があったなら、キチンと誰の伝票に付けるか確認する。
　難しいのは、ポテトとか軽食系のシェアによる単品の支払い分割だけど、それはグループ内で話をつけてくれって事になるだろう。そもそもスマホ決済には、個人間送金の機能も一応ある。なので、飲食店での支払いは、事前にそれで一人に支払いをまとめて行う・・・ってマナーが浸透すれば良いだけなんだけど、異なる会社のアプリ間ではやりとりができないとかあるようなので、まぁそれもグループ間で解決しろって話なんだけど、お客にあれこれ期待しても、お店側は基本的には落胆しかしないはずなので、お店側が先回りして上手い事対応していくしかないと思うのだ。だから、「レジで、グループの個別支払いは対抗しません！」とか張り紙しておくのも手ではある。
　先にも書いたけど、現在は過渡期なので、予定通りの利便性を発揮できない場合もちょいちょいあるだろう。なので、問題が発生したら早いとこ解決して欲しいしし、可能なら筆者もアイデアを提供していく所存だ。で、なるべくそれを採択していただきたいので、とりあえず今回のアイデアをどこに持ち込もうか考えていたら、今日は眠れないかもしれない。