今日の新聞、「シンシン ママだね」 この見出しにはほっとしたね。シンシンおめでとう。しかも自然繁殖で、人工交配でないというではないか。素晴らしい。
君は上野へ来ているが、あなたの国籍は中国らしいし、生まれた赤ちゃんも中国籍と決まっていて人間とは扱いが違うらしい。いっぱいおっパイをやって丈夫な子に育ててね。
君の親分は生まれた子が男の子な「センセン」、女の子なら「カクカク」とつけるとか、まぜっ返していたな。おめでたいことなのに、・・ったくもう!
今日の話題はシモネタなので、ご不快な方と未成年は退出下さい。エクシト(Exit)出口は右上×です。
もう3年を過ぎたが、我輩はこの癌だけは嫌だと思っていた直腸がんを患った。
いろいろな癌を経験したが後遺症の面でやはり、生活の質(QOL)が低下するのと、不快感、自由度が制約されそこそこに難渋している。
排便障害である。人工肛門(ストーマ)が標準治療で、肛門を残す機能温存術、正式には超低位前方切除術というのを受けた。
手術前の説明ではナースは前開きといった。見も蓋もない感じだったね。
術前診断は勿論いろんな角度から診断され、手術法が検討されるが消化器内科から手術直前に消化器外科へ回され初診を受ける。この際のDrが外科部長だった。
「機能温存術は同じことをやるのに、人によって後が悪く耐えられないので、人工肛門を希望され、再手術を余儀なくされる患者もままある」と、覚悟を求められた。
インターネットで調べまくって、診察を受け印刷物をDrに見せながら診断を受ける患者なので「本当の辛さはそんなものではない」とも言われた。
やはり特有の障害が残った。頻回排便や便漏れ(お漏らしは先ず無いが)排便後用心のため女性用尿取りパッドをあてがうこともある。
T字帯、いわゆる越中ふんどでパッドを固定する。T字帯は何度も手術したので術前説明で用意を求められ、病院の売店にあるのでその度に買い、これは何本も持っているし、パンツは履かないで越中だけはなかなか履き心地が良いものだ。
戸塚洋二先生のブログにも、お漏らしがあるとか、昨日はどっさり出たので今日は安心だなどと同病の士には分る記述が出てくる。
数日前同年齢の女性の病友に、「生きてた?」と聞くと「おたがい・・」と、応じた。彼女に後遺症の様子を聞いた。彼女は毎日排便はあるがその後の頻回はないし、月に何回か切迫便意と腸が空になるまで出る症状が突然襲い、これが30分くらい続き、これがいつ来るか分らないのでどこへも行けないと嘆いた。皆、大同小異同じだね。
ゴルフ練習場で出会った病友の士も腸が空になるまでと同じことを言ってたし、我輩も月に何度か底つき排便がある。最後はドロドロまで大量に出ることがある。その後はいつもの残便感がなく大変気持ちいいのも皆同じだった。
この男の病友には性機能を聞いてみると「おっかぁがもうよろこんどる」と、EDになるのも同じだった。
我輩のブラウザお気に入り・フィードに登録している数少ない購読ブログに40代現役泌尿器科医の人工肛門患者のブログがある。
先日このDrは顕微授精により双子が受精したと報告し、多くの読者からお祝いコメントがつづいた。ときどきのぞく同病の友として我輩もお祝いコメントしたら、答礼されていた。
わが国の制度は本人以外の卵子や精子で胎外受精は禁じられているとか、隣の選挙区の衆議院議員野田聖子さんは、事実婚の夫の精子とメキシコ系イギリス人の女性の卵子提供で、外国へ行って顕微授精で出産されたが、難産で当人は子宮を失うし、生まれた子は障害があって保育器を出られないと週刊誌の餌になっている。
「おまえ生きてたのか」と最初に電話してきたのは、前の事実婚の夫の何とかいう代議士からだったと本人の談話を読んだ。
石田純一、東尾理子夫妻も苦労されたが、生まれてくる予定の子がダウン症の危険性が80分の1の確率と判明したが、100%確定できる羊水検査はやらないで、すべてを受け入れると読んだ。
病気も子が欲しいという願いも、価値観も、生きがいもひとさまざまである。
今日はシンシンのおめでたから変な方へ脱線した。失礼