たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

岩屋観音・岐阜県坂祝町

2020年06月25日 | その他

数日来、木曽川犬山城上流の犬山市・栗栖集落を探索し、対岸に岩屋観音があることを教えて頂いた。

岩屋観音 由来)「無極慧轍(えてつ)禅師は応永14(1407)年 相州 最乗寺の修行を終え故郷肥前に帰る途中 猿啄城(さるばみじょう)主 西村善政の母である伯母を尋ねて この地に立ち寄った 善政は無極禅師の道徳に深く帰依し 関市下有地に龍泰寺の建立を懇願した
禅師はこれを受け入れ龍泰寺の第一祖師となった 翌年伯母の病の回復を願いこの岩窟に行基の作といわれる十一面観音を祀り祈った それが岩屋観音の開基である
また岩屋観音を奥の院として 木曽川の対岸に大泉寺を創建した」

栗栖の大泉寺の方が本院(本堂は平成28年に建替えられた)、岩屋観音が奥の院です。それにしても凄い岩窟です。 旧国道21号線(今は坂祝バイパスのトンネルが本道)沿いの岩壁です。美濃加茂方面へ向かい駐車場へ停めるのが安全です。

史蹟  旧中山道が国道上を通っている、その上がJR高山線でトンネルです。

対岸の犬山市栗栖、草刈り機が沼地ではまっていた草地

上流部・鳩吹山

上流側・右煙っている山が鳩吹山 坂祝町の南に衝立にように立つ山。

美濃加茂市井深の妙心寺派管長・正眼寺 梶浦逸外師筆 巖屋坂の碑

防護柵は完全ですが岩石の落下に注意とあり、足が震えました。

本殿前の降り口

正面からの本殿の撮影を忘れたのは、仏様なので、適正でしょう。

よくこんな岩壁に岩窟を掘ったのか。

下流側

下流側の国道へ降りました。上流登り口から下流降り口まで約100m。降りてから駐車場まで国道歩道を戻ります。

対岸は栗栖最奥部

降り口から下流側へつづく旧中山道 柵はJR高山線

50数年この国道を通っていて、こんな歴史の古い観音様の存在を初めて知りました。
観音様は高いところにあり、世の音を聞いておられる、世人の願い事を聞き届けられる仏様と、寂光院院主の説法を聞いたことがあります。縁日の願い事も、家内安全、当病平癒、など願い事を書くこと。故人の慰霊等は受付られない。



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