○DASH島
リーダーとベイベ、紫色の何かの実を見つける。
ベイベ「隊長、これ、食べられそうですか?」
リーダー「これはイケると思うよ」
ベイベ「ほんとにぃ?これ、色があぶね~よ」
リーダー「においをまず嗅ぐところから始まんねんけどね」
指で実を割ってみると、
リーダー「あ!フルーツの香り」
ベイベ「フルーツの香りした?」
リーダー「ちょっと味だけ。試しに」
一口実を噛ったリーダー、
リーダー「味がせぇへんな」
図鑑で調べてみたら"ノブドウ"、というものなんだそう。
実は食べても美味しくないのは分かったけれど、貴重な島の資源、他に何か利用方法はないのか?以前、アケビから採油したように・・
リーダー、マボ、ベイベによるアケビ油の採油。
出来上がった油の匂いを嗅いで、
ベイベ「あ~いい匂い」
リーダー「香りはなんか普通の油と違うな・・何やろう?」
リーダー「何て言ったらいいか。香ばしいって香りっていうのかな?」
マボ「どれどれ」
テイスティングスマボ(^^;
マボ「えっと・・何だっけな?」
リーダー「松岡ソムリエ」
マボ「・・えっと、ね」
たっぷり時間を取ってじっくり考えるマボ。そこに、
ベイベ「分かった!(ハイッ(^o^)/)」
元気いっぱい挙手のともやくん(小学生)
マボ「なんだ?」
ベイベ「言っていいっすか? きな粉!!」
か、かわいい・・(TT)
マボ「・・あ、きな粉だね。きな粉だ。きな粉って言われたらもうきな粉にしか感じなくなる」
このツインの関係ね、最高。
で、ノブドウはというとどうやら煎じてお茶として利用できそう。図鑑に不整脈に効いたと書いてあるのを読み上げるリーダー。
ベイベ「ちょっと、やろう?」
ノブドウの茎と葉を採取して網にのせて乾燥させる。
あ~ユリ根から春雨を作った時もリーダーとベイベだったのね。春雨というか干す前はクラゲかわらびもちみたいだったけど。この時は網にのせて干したら乾いたら網にくっついちゃってたんだ?
干したノブドウはいい感じにパリパリに。
ノブドウのお茶づくり。
お湯で煎じると・・
リーダー「あ!」
ベイベ「あ!良い匂い!すげ~良い匂い」
リーダー「紅茶の香り。これ、島イチ良い香り」
今度は一口飲んでみて、
リーダー「いかん、成功した。カフェに本当に。デトックスウォーターとかで店に置いてそうなお茶」
これは本当に期待できそう?
瓶に実を入れ、そこにお茶を注いでフルーティー風。見た目なんかおしゃれだし美味しそうだし。
乾杯するリーダーとベイベ。
でも先に一口飲んだリーダー、「あ"!」と変な叫び声をあげて固まってしまう。
ベイベ「・・・」
リーダー「・・そうきた・・(苦)ちょっと待って」
苦しむリーダー(^^; 何があった?
ベイベ「リーダーがそんなリアクションしたら俺飲めねぇよ」
リーダー「いや、違う(^^;」
ベイベ「飲めねぇよそんなの。無理だって」
うん、過去に超苦いお茶を作って飲んで他のみんなが悶え苦しんでた時もリーダー1人だけ美味しいって涼しい顔して言ってたもんね(^^;
リーダー「ごめん、忘れて 笑」
不安しかないベイベ。
ベイベ「マジかよ・・」
おそるおそる口をつけるベイベ。
リーダー「これ、効くよ。って思ったら大丈夫。全然イケる」
でも全然イケなかったようで(^^;
一口飲んで無言で舟屋の窓に走るベイベ。
実と皮にはタンニンなどの渋み成分が豊富に含まれているんだそう。それを煮たから渋~いお茶になっちゃったんですね。なら実をいれなければ良かったのか。
またまたリーダーが島で作るお茶は激渋って法則が上書きされてしまった(^^;