「行こうかな~、いつ行こうかな~」みたいなことを考えてルートの確認まで済ませていながら、なかなか漕ぎ出せないでいた宮ケ瀬方面へmixiの方からお声掛かりがありまして、いよいよ県内未踏の地へと舳先を向けることになりました。
集合は
♪ほんとの厚木は本厚木、厚木で降りたらビビるべ♪で有名になった『本』厚木駅。日曜日でもあるのに生徒や学生がひっきりなしに通過していて、平日休みが多い身としては日曜日と思えなかったりしたり。その本厚木までの道中、平塚から相模川沿いに北上する国道から処女水域となるのですが、初めて走る道にマダカナ~マダカナ~という緊張感(車でもそうだけどナビの類は使わない)で気持ちは先に進むものの、向かい風が見事に相殺(というより押し戻していたかも)し、ソワソワし始めたころ小田急線の高架が見えてきて無事にとうちゃこ。
本厚木駅でSさんと合流し、簡単なコースの説明を受けて出発。R412から荻野運動公園を抜けてK60→K64と走り継ぎ、土山峠を越えて宮ケ瀬湖に着きました。土山峠への登りではほとんど死にかけてましたが僚機のお陰で(かなり後落したものの)なんとか登り切りました。
久しぶりに峠に登ったワ、という達成感と感慨にふけるショット。やはり汎用性があるのは23T-13Tだなぁ(でも雨季は21T-11Tで逝く)。
宮ケ瀬湖畔園地で休憩を取り、湖畔を周回し
ダム本体。地図では確認していたものの、方向感覚が伴わない。ちなみに向いている方向は
遠くにランドマークタワーが見えていました。
このあと坂を下ってオギノパンで2度目の休憩、あげパンとカレーパンで〆w
でそのオギノパン、厚木店に行くものだと思っていたので、ここで完全に方向感覚を失ってました。オギノパンから北上しK510→K511に入っても、ひたすらSさんのあとに付いていくだけでした。広域農道など走りやすい道を曳いてもらって無事に本厚木駅に到着、空模様も怪しくなってきたのでお礼もそこそこに帰路に付きました。
実はここからが本番。
平塚に向かって南下しているうちは空模様もなんとか持ち、「平塚、茅ケ崎、上手くいけば鎌倉あたりまで空模様が保てば、そこにデポして後で車で取りに来ればいい」と考えていましたが、R134に入ったとたんに雨脚が強くなり柳島の歩道橋で雨宿りを始めたものの、雨雲レーダーでは途切れる様子もなく、結局「水をまき上げない程度(20km/h弱)で走ればいいや、とりあえず茅ケ崎でデポしよう」と走り出したものの、その考えをあざ笑う本降りの雨に合ったため、「ここまで濡れたら電車に乗るどころじゃない」状態になってしまい、「ここまで濡れたら水のまき上げを気にするどころじゃない」と腹を括ることにしました。
用心を兼ねて「水密区画」としてビニール袋を用意していたので、柳島を出るときにサドルとスマホとカメラをすっぽりと覆い、ほとんど難破船状態になってR134を東航しました。ずぶぬれではコンビニで休憩することも躊躇われたので休憩はトンネルの中(そういえば小浜に鯖喰いに行ったときも似たようなことしてたな)、大目に用意していたおやつで英気を養い、意味が無いとは思いながらも手拭いで水分を拭き取りながら家を目指しました。一番辛かったのは「この時期の自販機には『温かい飲物は皆無』」という冷たい現実でした。それは帰り道に蛇咬みパンクに見舞われたよりもやる気を殺ぐものでした。
自宅まで10kmを切ったあたりで縁石に乗り上げた際に蛇咬みやらかしまして、その辺の店先の庇の下でパンク修理。ここまで来ると不運とか関係なくSさんが「チューブレスのホイールを手に入れて…」という話をしてたっけなーとか思いながらただ淡々と作業を済ませてました。まぁ、走りたいところを走れたし、寒い時期じゃなくて良かったなーというのが正直な感想でした。
で、帰宅してのち。
難破船(w)を拭いていたら、後タイヤから空気が漏れていることに気付きました。以前鉄片パンクしたところから泡が吹いてまして、バラしてみるとさっきパッチで塞いだところが火元。貼る前によく拭いたものの、やはりチューブに水気が残っていたためパッチが密着できていなかったことが分かりました。今後の教訓です。バラしたタイヤの内側も浸水していたので、今日は一日陰干ししました。
距離;170km
時間;6'46"
平均;25km/h
…行きの平塚までと宮ケ瀬ダムからの下り、そして相模川沿いで稼いでたなきっと。
ずぶ濡れの状況も、鍛練とか、そんな世界でしたね。貴重な体験、ご苦労さまでした。
宮が瀬ルート、色んなパターンがあって、状況に応じて使い分けてます。今度また、天気の良い日に別ルートも是非。
輪行が板に付いていると選択肢が広くて良いですね、、やはり羨ましいです(^^)/
水跳ねを気にしていたら本降りになってしまい、そのまま行くしかないという状況でした。この気候で助かったです。
今回使ったルートは宮ケ瀬→矢櫃へのコースとして想定していたものに近く、行きづらい丹沢山塊への良い予行演習になりました。