梅雨明けしたとたんの猛暑が東京地方を襲っている。ここのところウォーキングしようと思っても天気に恵まれずにいた。ちょっとしたフラストレーションを感じていたのだが、この連休に、埼玉県の子の権現を中心に名栗の方へ歩いてみた。
金曜日に職場の飲み会があり、少々羽目を外した関係で土曜日の朝は悲惨な状況から始まった。居間のエアコンの下で目を覚ましたのだが、もう朝6時である。しかも帰ってきたままの姿だ。
あわててベットに潜り込み、もう一眠りと思うが、暑さで眠れない...そんな感じの連休スタートだ。予報だと日曜日に天気は崩れるが月曜日は晴れのようだ。以前に計画したウォーキングを月曜日に実行することにした。
西武秩父線の西吾野駅に9時半前に到着。快晴である。気温も高い。駅からしばらく国道299号線を歩く。今回は子の権現という寺に向かい、その後尾根伝いに通称竹寺といわれる八王寺を経て、名栗の方へ下りるコースだ。国道から山道へと入る。住宅地が終わると舗装路も終わり、勾配がきつくなる。木々から漏れる光が眩しいが、それもすぐに薄暗くなっていく。
標高は250m程度だが、山から吹いてくる風は涼しい。やはり森は自然のエアコンである。だが、道は一気に勾配をきつくし、歩く速度を否応にも遅くさせる。
いくら森が自然のエアコンだとしてもやはり気温と湿度が高いせいもあり、体調が優れない。呼吸が荒くなり、ものすごい熱を体中に感じる。急に足が動かなくなりそのまま座り込んでしまいたい衝動にかられた。「まずい、これは熱中症かもしれない」と脳裏を過ぎった。持参した飲料をほとんど飲み干し、ペースを落としながら最初の目的地、子の権現に到着だ。
この寺は足腰にご利益のある寺で天龍寺という名である。
足腰にご利益あるのに足元へろへろでの到着は皮肉であった。確か記憶では小学校の遠足で訪れているはずであるが、これほどしんどい行程だったろうか?と思う。でもその時に見た巨大なわらじは健在であった。
付近の尾根道にあるちょっとした広場にシートを広げ、休憩を兼ねての昼食タイムだ。目の前は見事な秩父の山並みが広がり、涼しい風が吹いている。コンビニで買った握り飯がこれほど美味く感じる瞬間はない。これだからやめられない。
途中に峠をはさみ、尾根伝いに進むと、やがて通称竹寺と呼ばれる八王寺に到着する。この間の高低差はあまりないので、比較的楽な行程だ。
先ほどの子の権現もそうだが、創建してから1000年以上も経っている。こんなところに歴史的な建造物があるのがちょっと不思議だった。ここは宿坊も行っているらしく、この日も何組か宿泊していたようだ。精進料理も有名らしい。
またその名の通り、竹がきれいで、付近にはよく整備された竹林もある。
竹林からは涼しい風が抜けてきて、その際に笹の葉がこすれる音がして非常に風流だ。しばし休憩をしてから、最後の行程に進むことにした。
竹寺の時点で標高は500mを切る位なのだが、地図を見るとコース終点のバス停まで距離が短い。ということは下り坂ではあるが、それはすなわち一気に下る難所であるという意味だ。予想はつくものの、これはしんどかった。むしろ登っていた方が楽なのではないか、と思うくらいの急勾配を下りていく。これはどんなに健脚祈願を子の権現で行っても、ご利益的には足りない感じがする。ましてや体調を崩しているし、少々体温調節できなくなっているので、意識的に休憩を入れるから時間もかかる。もう1リットル以上も水分補給しているのだ。
やがて車の走る音や、近くに学校があるのだろうか、子供たちのスポーツをしているような声が聞こえてきた。子殿というバス停に到着し、近くの酒店にある自販機で炭酸系のジュースを一気飲みしてしまった。
冷房のよく効いたバスの中は天国である。約40分ほど揺られて西武池袋線の飯能駅に到着した。その後珍しく昼間からやっていた居酒屋を見つけてビールで祝杯をあげたのは言うまでもない話。
そして今日、このブログを書きながら夏風邪をひいたことを最新情報として報告しておく。さ、もう寝なきゃ...
金曜日に職場の飲み会があり、少々羽目を外した関係で土曜日の朝は悲惨な状況から始まった。居間のエアコンの下で目を覚ましたのだが、もう朝6時である。しかも帰ってきたままの姿だ。
あわててベットに潜り込み、もう一眠りと思うが、暑さで眠れない...そんな感じの連休スタートだ。予報だと日曜日に天気は崩れるが月曜日は晴れのようだ。以前に計画したウォーキングを月曜日に実行することにした。
西武秩父線の西吾野駅に9時半前に到着。快晴である。気温も高い。駅からしばらく国道299号線を歩く。今回は子の権現という寺に向かい、その後尾根伝いに通称竹寺といわれる八王寺を経て、名栗の方へ下りるコースだ。国道から山道へと入る。住宅地が終わると舗装路も終わり、勾配がきつくなる。木々から漏れる光が眩しいが、それもすぐに薄暗くなっていく。

いくら森が自然のエアコンだとしてもやはり気温と湿度が高いせいもあり、体調が優れない。呼吸が荒くなり、ものすごい熱を体中に感じる。急に足が動かなくなりそのまま座り込んでしまいたい衝動にかられた。「まずい、これは熱中症かもしれない」と脳裏を過ぎった。持参した飲料をほとんど飲み干し、ペースを落としながら最初の目的地、子の権現に到着だ。

足腰にご利益あるのに足元へろへろでの到着は皮肉であった。確か記憶では小学校の遠足で訪れているはずであるが、これほどしんどい行程だったろうか?と思う。でもその時に見た巨大なわらじは健在であった。
付近の尾根道にあるちょっとした広場にシートを広げ、休憩を兼ねての昼食タイムだ。目の前は見事な秩父の山並みが広がり、涼しい風が吹いている。コンビニで買った握り飯がこれほど美味く感じる瞬間はない。これだからやめられない。
途中に峠をはさみ、尾根伝いに進むと、やがて通称竹寺と呼ばれる八王寺に到着する。この間の高低差はあまりないので、比較的楽な行程だ。

先ほどの子の権現もそうだが、創建してから1000年以上も経っている。こんなところに歴史的な建造物があるのがちょっと不思議だった。ここは宿坊も行っているらしく、この日も何組か宿泊していたようだ。精進料理も有名らしい。
またその名の通り、竹がきれいで、付近にはよく整備された竹林もある。

竹林からは涼しい風が抜けてきて、その際に笹の葉がこすれる音がして非常に風流だ。しばし休憩をしてから、最後の行程に進むことにした。
竹寺の時点で標高は500mを切る位なのだが、地図を見るとコース終点のバス停まで距離が短い。ということは下り坂ではあるが、それはすなわち一気に下る難所であるという意味だ。予想はつくものの、これはしんどかった。むしろ登っていた方が楽なのではないか、と思うくらいの急勾配を下りていく。これはどんなに健脚祈願を子の権現で行っても、ご利益的には足りない感じがする。ましてや体調を崩しているし、少々体温調節できなくなっているので、意識的に休憩を入れるから時間もかかる。もう1リットル以上も水分補給しているのだ。
やがて車の走る音や、近くに学校があるのだろうか、子供たちのスポーツをしているような声が聞こえてきた。子殿というバス停に到着し、近くの酒店にある自販機で炭酸系のジュースを一気飲みしてしまった。
冷房のよく効いたバスの中は天国である。約40分ほど揺られて西武池袋線の飯能駅に到着した。その後珍しく昼間からやっていた居酒屋を見つけてビールで祝杯をあげたのは言うまでもない話。
そして今日、このブログを書きながら夏風邪をひいたことを最新情報として報告しておく。さ、もう寝なきゃ...