CozyConer

サッカーやグルメや旅行やキャンプや…日常のちょっとしたことをつらつらと。JリーグのFC東京を強烈に応援しています。

東京ダービー 【J特】

2011年05月05日 | FC東京

 5月4日は「みどりの日」…。そしてボクの誕生日でもある。ン十ン年前のこの日に生を受けた。そして今年、2011年5月4日は、サッカーJリーグFC東京と東京ヴェルディが味の素スタジオで相対する「東京ダービー」の日である。ベルディのイメージカラーは緑色。しかし今年から5月4日はボクの誕生日と共に「青赤の日」となった…もとい、なるハズであった…。

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 初めての東京ダービー観戦だ。ワクワクしながらこの日を待ちわびていた。前回の札幌戦のスコアレスドローで雰囲気的にはやや不安な感じもしないことはないが、とにかくヴェルディだけには負けられない。そんな気迫のあるゲームを期待して調布市の味の素スタジアムへ向った。ところが…、この日はヴェルディ側のホームゲーム。いつもの味スタへの感覚でいたので、途中まで来たところでチケットを忘れて来たことに気付く…。あわてて戻ったけど、良かったゲームの直前じゃなくて。本当は早く来て、U-18のゲーム(こちらも東京ダービー)も見ようと思ってたんだけど、そんなロスもあって味スタに到着したのは11時過ぎ。もうこんなに並んでるのォ?とりあえず場所を確保した。
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 味スタのお隣になるアミノバイタルフィールドでU-18のゲームは行われていた。チラっと見ただけだったが、その後ヴェルディサポータ側の大歓声が聞こえたので、負けてしまったのだろう。前哨戦だけにちょっと悔しいね。
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 入場まではまだ時間があるので腹ごしらえにケンタッキーフライドチキンまで買出しに行く。途中、ユーロスポーツに掲げてあった石川ナオさんの写真。なんか柄悪いわぁ~。でもカッコイイね。これ小平で撮影した、ってところがミソ。
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 この日は友人を2名程招待してある。無事に合流し、初ダービーのゴール裏へと陣取る。 いやぁ、既にサポータ連中は興奮状態。なんかゾクゾクする。
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 やがて青赤の垂れ幕が2階席から下ろされてきた。いつも思うけど、この青と赤のコントラストって本当に良い色だと思う。この臨場感が更に気分を高揚させる。
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 ところがこの垂れ幕を巡って2階席ではトラブルが起きているようであった。後から知ったんだけど、ヴェルディ主催のゲームにおいて、アウェー側2階席に横断幕やフラッグの張り出しは認めてないらしい。警備員とサポータ連中でのいざこざが続いている。こういうのも含めてダービー戦なんだろうな、とつくづく納得した瞬間だった。ま、ゲームが始まる前にこの手の垂れ幕は収容されるので大目に見てくれてもいいじゃないか、という気もしないでもないが、もしルールとして規定されているのであれば、理不尽であろうとも従うべきだ。相手もやってるじゃないか、という子供の喧嘩みたいな理由でゴリ押しは宜しくない。ルールを厳守した上できちんと抗議するのが効果的だと思う。
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 ちなみに垂れ幕の下はこんな感じ。子供達も楽しそうだ。浦和レッズの巨大ユニフォームとかいいよね、こういうのって。
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 ヴェルディ側を見ると、なんと日の丸になっているではないか。あっぱれだわ。ちょっと悔しい。しかも…
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 その後、日の丸は緑色になっていた。完全に「みどりの日」を意識していやがる。
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 ゲームの方は、前半は序盤に多少FC東京が押していたようだが、すぐにヴェルディがペースを握る。なんかゴールへ向う気迫が感じられる。ウチはパスが繋がらない、シュートで終われない、というこれまでの流れとなんら変わらない様子。なんか勝てる気がしないんだよなぁ~。
 前半を0-0で終えて、後半に突入。そしてあろうことかセザーがこの日2枚目のイエローカードを食らって退場に。一人欠くことになってしまった。その後、FWの高松に代わって入った谷澤がカンフル剤になった感じでFC東京側が息を吹き返す。ヴェルディもちょっと足が止まってしまった様子だ。数的不利なのはどっちだっけ?という位にウチが生き生きしだした。でも遅いんだけどね、こんな切羽詰った時間帯じゃ…。
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 ロスタイムに入ってすぐにヴェルディのゴールキーパーの土肥選手にアクシデント。選手と交錯したワケじゃなく、動き出しでコケたので大したことないのかと思ったら、担架で運ばれていった。アキレス腱を痛めたらしい。土肥選手はFC東京にも長く在籍し、小平付近のコンビニやTSUTAYAで良く見かけた、と友人も言ってたので印象に残っている。大したことないといいのだが。この時点でヴェルディは選手交代の枠を使い切っていた。そしてなんとFWの平本選手がキーパーのユニフォームを着てゴールを守るという。ちょっと男気を感じた瞬間だ。もう残す時間もわずかだが、FC東京の押せ押せムード、しかもキーパーは本職ではない。こんな好機を無駄にするものか…。ところが無駄にしてしまった。今回もスコアレスドロー。ブーイングもしたくなるわなぁ。
 この後、またしてもFC東京サポと警備員でトラブルがあったらしい。入場時からアウェー側への配慮に不満があったようだが、ボクらはそんな感じは受けていなかったので何が起きたのかはよくわからない。東京ダービーは、サッカー選手達の戦いであると共にサポータ同士の心の戦いでもある。でもゲームが終わればラグビーで言うノーサイドだ。うまく皆とクールダウンして、気分良く帰りたいものだ。ウチのサポ連中は味スタはFC東京のホームだ!という意識が強い。だから警備する側も極力そういう気持ちの部分にも配慮して、入場の方法や横断幕のルール等を考えて欲しいものだ。無神経に規制をかけることでトラブルを誘発してしまう。次回FC東京がホームゲームでのダービーで、ウチのフロントの手腕を見せてやって欲しい。ヴェルディサポータにも満足の行くスタジアム運営ってヤツをね。
 まだJリーグが再開して4ゲームを消化しただけ。1勝1敗2分という成績は良いとは言えないが決して悪いわけじゃない。改めて前回の札幌戦、そして今回の東京ダービーをビデオで見直したけど、ゲームとしては悪くはないように思える。何故か得点できない。これが去年から続いているプレッシャーなのかもしれない。今回のダービー戦で見せた、一人欠けてからの開き直りとも思える動き、これが何かのヒントとなって今後の参考にできたらな、と素人目に思うのであった。

会津で福島応援ポタリング!

2011年05月05日 | 自転車

 ボクら東京都民が何気なく使っていた電気。その何割かは福島原発が発電したモノだ。その原発が先の震災で大変なことになり、大規模停電を避ける為に東京電力管内は輪番での停電を余儀なくされた。また通勤通学時には電車の数も減らされて、当初は大変な思いをして通勤通学をしていた。だけど、その福島原発の付近の住民は、自分らの電力とは関係ない設備の崩壊によって、今日現在もずっと避難生活を送っており、ボクらの苦労とは比較できない大変な思いをしておられる。人生がメチャクチャになってしまった、と言っても過言ではないだろう。その後も福島を中心として北関東付近を含めての風評被害が多発。確かに放射線の量は増えているのかもしれないが、必要以上の過剰反応に現地は疲弊しているとのニュースに、ひょっとしたら僅かではあるが協力できるかもしれない、と密かにゴールデンウィークに福島旅行を企てていたのだ。カミさんとも十分に相談し、良し行くか!と決めたのはゴールデンウィーク突入の直前であった。
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 と言うワケで、目指しました、会津若松。福島の浜通り地区とは距離はあるものの、観光客が激減しているという。ホテルも簡単に取れたし。5月1日の日曜日に出発して東北道を北上した。渋滞も特に無く15時頃に猪苗代湖へ到着。ここでは野口英世記念館に行ってみたかったのだ。写真の野口英世ロボット。チョー不気味である。これが絶妙な表情しながら喋って動くのだ。これだけを見に寄る価値はある。強烈におススメする。
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 会津若松に到着し、ホテルへチェックイン。この日はもう夕方だったので夜の街へ繰り出した。いろいろ調べて訪れたのが「会津っ子」という居酒屋だ。街はゴールデンウィークとは思えぬ程静かであるが、ここの居酒屋はボクらが最初の客だったけど、その後そぞろとお客が入って来た。美味しい会津のお酒を尋ねたところ、写真左の「やわから」というお酒を勧められた。会津でただ一人の女性の杜氏が作ったお酒だそうだ。辛口ではあるものの、柔らかさがあって非常に美味しい。買って帰りたかったけど、売ってる店を見つけられなかったのが残念だ。
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 翌日は、会津若松よりやや北側に位置する喜多方へ向う。自転車をJRで輪行し、計画では喜多方ラーメンを食べたあと、会津若松まで自転車でポタリング、という感じ。会津若松駅前の赤べこの前でパチリ。
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 ところがこの日は強風で電車が遅れていた。余裕を持ってホテルを出たのだが、更に余裕の待ち時間となった。
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 蔵の街喜多方。なんともモダンというか雰囲気のある駅舎だ。しかし風が強い。これじゃポタリングは無理かな、と帰りの電車の時間をチェック。なんと13時台を逃すと次は15時台まで無いぞ。ちょっと緊張した。
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 喜多方の街並みをのんびりと見学しながら向ったのは、喜多方ラーメン「はせ川」だ。ここはいわゆる観光アピールの組合に属していないラーメン屋らしいのだが、そんな拘りもある種の宣伝効果になっているらしく、ボクらが到着した11時半前には既に長蛇の列。10時オープンに間に合わせて来ているのだろうか。
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 30分程待って入店。頼んだのはチャーシュー麺だ。但し書きに「半面盛り」と書いてある。このご時勢、お肉の供給が間に合わずに「全面盛り」は中止しているようだ。ちょっと残念。しかし澄んだスープ、品のある醤油ベースでエライ美味しい。そしてこのチャーシュー、口に入れるとトロっととろけてしまい、馬鹿うま!ここまで来て良かった、と心底思った瞬間だ。
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 さて、風は一向に収まらないけど、西からの風であり、ボクらはここから南下するだけ。常に右側から受けているのでこのまま会津若松まで走ってしまおう、とラーメンパワーをもらったこともあって決断した。途中、廃線後のサイクリングロードがあり、ご覧のようにしだれ桜が満開だった。ちょっとスポーツ自転車には向いていない路面だが、ゆっくりと堪能しながら走った。
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川沿いにはこんな感じでサイクリングロードが整備されている。風さえ強くなければもの凄く快適だ。
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 突然快適な道が終了し途方にくれる。このサイクリングロードはまだ整備中である為、途中までしか行けない。何度か道をロストしながらもとにかく南下だ、とコンパス便りに若松方面へ向った。
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 途中にあった公園。この赤べこ、実はすべり台である。なんともカワイイのだ。
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 もう会津若松のすぐ手前だが、JR只見線と会津鉄道の駅、「七日町」で休憩した。ここは駅カフェになっている。なんとも洒落ている、というかモダンと言うか。
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 そば粉のパウンドケーキとコーヒーで休憩。いやぁ、すごい風だった。向かい風になると自転車が一瞬で止まってしまう程。こちらで休憩していたときに、結構疲労しているのが感じられた。
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 休憩後はのんびりと若松市街をポタリング。関東近辺で言うと川越に近い感じかな。歴史とモダンさを感じる。すごいいい街だと思う。今度はゆっくりと街中散策してみたいなぁ。しばらく走ると名城「鶴ヶ城」到着した。リニューアルしたばかりとあって真っ白なお城だった。ちょっと桜の時期には遅かったかな。風も強いのでかなり花びらが散ってしまったのだろう。
 その後、ホテルへ戻ってこの日は洒落たワインバーで美味しいチーズとワインを堪能した。
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 2泊3日の会津旅行は無事終了し、帰路へ着く。途中のサービスリアから望む会津の明峰、「磐梯山」。この日は快晴だった。いつかは登ってみたい山だ。
 風評被害に悩む福島地方、ボクらが行ったところで焼け石に水にもならないだろう。1日でも早く福島原発が安全になり、普通の生活が戻ることを祈っている。会津若松は本当にいい街だ。機会があったらまた訪れてみようと思っている。