お~カナダ! たてよこナナメ歩き

主にカナダ🇨🇦西海岸の生活話と少しアメリカ🇺🇸のことと音楽について

らくがきを乗せてどこまでも

2021-01-26 06:10:43 | 2021年の暮らし


リハビリの一環で外に出て歩きなさいと言われているわけですが、ここのところ毎日ブログに書いているように、わたしの意志が弱くてモチベーションが続かないので、工夫が必要です。

昨日おとといに写真を載せていた鳥たちに会いに行くトレイル沿いにはすぐ近くに線路が通っていて、しばしば貨物列車が通ります。
新型コロナ禍が始まる前は一日に一回か二回、運が良ければシアトルと行き来する国際旅客列車が見られることもありましたが、今は運行されていないようです。国境も封鎖されていますし・・・。
観光シーズンにはカナダ横断の二階建て列車を見かけるのが楽しみですが、これも今は難しいですね。
鉄道愛に満ちあふれるわたしですが、この貨物列車には時に困ることがあります。
それは、連結が長い上に貨物留め置きの地点と近いので減速していて、通り過ぎるのに時間がかかるからです。
うちからほど近いところに踏切があります。
ちょうど踏切を渡ろうとするときに鉢合わせると待ち時間が読めず、ガックリきます。
目の前で遮断機が下りると、Uターンして元来た方に戻りたくなるのが心情ですが、何年か前に、それができないように道路の真ん中に障害物を設置されてしまいました。
急いでいるときは最悪です。
一度、いったい何両連結しているのだろうと数えてみたことがあるのですが、220両過ぎたあたりで目がクラクラしてきてやめました!
20分以上待ちました、その日。





この写真を見てお気づきと思いますが、貨物車両にはだいたいらくがきが・・・。

ほんとにいろんな図柄のものがあるので、踏切では考えたことがなかったですが、線路沿いのトレイルを歩くときには、貨物列車が来たららくがきを見ることにしました。

列車にらくがきをするのは違法行為です。
なぜ、このらくがきをすることにこれほどの情熱を傾けられるんだろう?
わたしが思ったのは、まず、このペイント、結構高いです。
そして、列車というのはあちこち移動して、自分がらくがきした列車にまた出会えるかどうかはわかりません。
さらに、大きな列車に大きならくがきをしようと思ったら、時間もかかるし設備も必要だし、見つからないように書くのもエネルギーが要るんじゃないでしょうか。
誰が見てくれるのか、また見てくれないのかわからないキャンバスに才能を活かして費用をかけてらくがきをする。
なんでなんだろうなぁ?

以前、末っ子のスポーツ遠征で高速を4時間くらい運転して内陸の方へ行ったことがあります。


目的地はこんな小さな町。


ここに行くまでに貨物列車が通って行くのを見ました。




いつも踏切で足止めにしてくれる貨物列車はこういう内陸部を延々通って遠い遠い目的地に行くんだなあと、改めて思った日でした。

遠目から見てもらくがきがあるのは見えますけど、作品としてはよく見えないですよね・・・。
だから、なおさら、このらくがきに込める情熱が不思議。

さて、トレイルに戻ります。










OSAKAの文字が・・・。何か関係あるのかな?


落書きで消してしまった車両の個体番号をペイントで書き込んでる(正しいかどうかは不明だけど)




だれかさんへのメッセージ付き


車体番号や社名を邪魔しないように配慮したらくがき


らくがきを消したあと・・・ですかね?


撮った写真はまだまだありますが、この辺でやめておきます(笑)

こういう落書きは、アメリカに行くとハイウェイにかかる高架の壁面の高いところにもあったりします。
もう、どうやったらそんなところにペイントできるのか全くわからないようなところです。
肝試し?
いやぁ、わたしにはわからないです。
ただ、こういうサイト(Train Graffiti)を作ったりする人がいるくらいなので、愛好家がいて、何か注目される機会や場所はあるということなのでしょう。

どこまで行っても自分の知らない世界があちこちに広がってますね。