お~カナダ! たてよこナナメ歩き

主にカナダ🇨🇦西海岸の生活話と少しアメリカ🇺🇸のことと音楽について

冬の林のディスタンス

2021-01-28 05:50:00 | 2021年の暮らし


カナダポスト(郵便局)の配達車両に貼ってあったメッセージ。
左側の人は配達員さんだと思われます。

ほとんどの人がほかの人との間に距離を保つ今日この頃。

普通なら相当な距離を保ってくれるのに距離感覚がおかしくなっていて、ビックリしたしちょっと怖くもあったという話を書きます。

晩秋からこのかた、同居家族以外と会うときは距離を保って屋外で、というお達しが出ているので、都心部のすぐそばにある大きな公園まで二女に会いに行きました。





ここの公園の中は自然が保たれてますが、都心部の近くにあるので人がたくさんいました。
わたしがいつも写真を載せている湖のトレイルとは大違い。
長い雨季の、つかの間のたいへん貴重な晴れ間でしたので、人が大勢いましたし、鳥たちも散策中でした。





実はこの公園、私がカナダに移住してきたころにそこで起きた殺人・死体遺棄事件のニュースを見て、あまり良いイメージをずっと持たずにきて、子どもの学校の行事でもない限り、行くことがなかったんです。
なので、歩いてみると、へぇ~、都会にこんな自然が残されてるとは贅沢だねぇと思って新鮮でした。

が!

どこに行っても丸々太ったリスが至近距離まで近寄ってくるんです!











リスはかわいらしいです。
両手に食べ物を持って食べてる姿とか、木に登る動きとか。
でも、それは自然な距離を保ってくれてるからこそです。
二年ほど前、うちの家の壁に穴をあけて天井裏に入ってきたときはなかなか出てきてもらえずに往生しましたし、こうやって近づいてこられると怖さを感じます。
『チャーリーとチョコレート工場』の映画に出てくるリスのイメージが強すぎたせいもあるかもですが・・・
リスが媒介する感染症もありますからね・・・。

いずれにしても、これは変です。
リスは人を見ると警戒するし、さっと逃げるのが普通です。
こんなに近くに寄ってくるリスを見たのは初めてでした。
(例によって、望遠レンズで撮ったのではなく、携帯電話のカメラで撮っています)

歩いていくうちに、意味がわかりました。
公園に来た人がエサをやっているんです。
ああああ、だめですよこれ。
そして、エサをやる人たちが写真を撮るので、携帯電話を向けられることにも慣れているんです。
途中で何度か赤ちゃんリスを見かけましたが、ちびちゃんたちが例外なく人間を見ると逃げましたので、大人になるにつれて学習したんだと思います。

そして、こんな、初めて見たポスターも。


いやいや、エサをやる人たちはこういうの読まないんですよ
これって、元の自然なリスの生態に戻すのは大変だと思うんですが。

なんとかならないもんかなぁ。