セラミックBBといえばCeramicSpeedが最初に名が上がるほど有名です。CeramicSpeedのセラミックBBは全て手作りで、セラミック球の誤差は1000分の1ミリ以内というのですから驚きです。また、CeramicSpeedのベアリング球は、強化ポリアミド製ケージで保持されています。球とケージは、とても滑らかに研磨された溝を持つ上質な焼入れ鋼製の内輪と外輪の間に、1000分の1ミリ(ミクロン)単位の精度で収められ、低粘度のCeramicSpeedグリスとゼロ摩擦シールも使い、水や泥の浸入を防いでいるのです。価格は非コーティングタイプが48,950円。コーティングタイプが69,850円となっています。
CeramicSpeedのウェッブサイトによると「このコーティングは金属製レイヤーで、焼入れ鋼製のレースより75%硬度が増します。レースの全面は、厚さ3ミクロン(0.003mm)と非常に薄く均一な層でコーティングされています。内輪と外輪の両方のレースをコーティングすることで、最高の性能が得られる。」とのことです。また、このコーティングには優れた耐腐食性があり、ベアリングに脱脂剤、水、泥などが付着しても、腐食により破損する可能性はとても低くなるようです。
先のONIベアリング程ではないにせよ、BBに5万~7万円という価格は耐費用効果面ではどうなのでしょう。CeramicSpeedのベアリングをハブ、リアディレーラーのプーリー、ボトムブラケットに用いることで、一般的なベアリングより6〜9ワットを節約でき、CeramicSpeed UFO Racing Chainを使うことで、ワットをさらに2〜5ワット節約でき、最大で14ワットの節約につながるとのことですが、BB単体でどのくらい出力が削減されるのかは明らかにされていないのです。むしろ、チェーンだけで2~5ワット節約できるというのは注目に値するのかもしれません。
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