ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャの第3ステージで王者への復権を目指すコンタドールはホアキン・ロドリゲスから5秒遅れの2位でフィニッシュ。昨年のツール・ド・フランス総合2位のクインターナは9秒遅れの3位、腰の痛みのためティレーノ~アドリアティコを欠場したフルームは13秒遅れの5位でステージを終えた。
ミラノ~サンレモ終了時点でのUCIワールドツアーランキングで3位に着けているコンタドールが今日の第4ステージを征すれば、シーズン序盤とはいえ、ランキングトップも見えてくる。第3ステージでは勝負が残り1km地点まで持ち越され、一瞬のパンチ力でホアキンに軍配が挙がったが、今日の超級山岳バルテル2000は標高2200m、登坂距離12km、平均勾配7.8%なので、ティレーノ~アドリアティコの時の様に早目に仕掛ければ十分勝機はあると見ている。
第3ステージでは今季初顔合わせとなるフルームやホアキン・ロドリゲス等の調子を見るために、彼らの動きを観察していた可能性は十分にある。レースを見ていないのでホアキンとの5秒差がどのような意味を持つのかは不明だが、総合優勝という点では決して大きなタイム差ではないはずだ。
フルームがまだ本調子ではなく、アシストのリッチー・ポートを欠く状況では、ホアキンマークで勝機を掴んで欲しい。何度もアタックを繰り返し、徐々にライバル達を突き放して行く往年のコンタドールの姿をもう一度見せてもらいたいと願っている。
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