衆議院が解散され、また選挙戦が始まっています。政治と金の問題に物価高と問題山積のこの国がそう簡単に変わらないのは確かですが、このままで良いと思っている国民はいないはずですが、年々投票率が下がっているのは気がかりです。この国にとって最悪なのは誰に投票しても同じと考える国民が増えることだと思っているからです。
私はだだの自転車好きの高齢者ですが、この国はもう少し良くなることが可能だと考えています。年末には古希を迎える高齢者ですが、50代から始めたロードバイクのおかげで健康寿命は全うできていると思っているからです。
私はだだの自転車好きの高齢者ですが、この国はもう少し良くなることが可能だと考えています。年末には古希を迎える高齢者ですが、50代から始めたロードバイクのおかげで健康寿命は全うできていると思っているからです。
自転車好きとしてはまず経済課題の異常な円安が大きな問題だと思っています。私がロードバイクに乗り始めた頃は、逆に異常な円高でした。海外通販のwiggle等で格安に自転車用品が買えたのです。それが、今ではその頃の倍近く円が値下がりしているのです。これはアベノミクスの大きな負の遺産でしょう。円安は日米の金利差が大きいと言われていますが、この国の経済が停滞していることも一因でしょう。
確かにデフレからの脱却は進んでいますが、ウクライナ戦争にパレスチナ紛争による中東情勢の不安定さなどが重なり原油や資材価格の高騰に円安で国内物価の高騰がその要因なのです。それでもこの国は欧米に比べれば物価は低い国なのです。理由は簡単で賃金が安いからです。旧民主党政権時代は極端なデフレ下にあり、賃金は低かったものの物価も安く、実質賃金は今よりも高かったのです。
世界的に見ても日本の経済は伸び悩んでいるのに、大企業の利益が増えている。そのからくりが非正規雇用の増加と低賃金にあることをご存じでしょうか?その大企業から多額の献金を受けてきたのが自民党政権なのです。その結果、非正規雇用が増え続け、企業に大きなメリットを与え続けて来たという構図があるのです。
しかも、その献金さえ裏金と化し、結果として脱税行為になっていることを、私たちはもっと真剣に考える必要があると思っています。少ない賃金の中からもしっかり税金を支払っている国民はもっと怒っても良いのではないでしょうか?明らかに不公平です。企業献金の廃止を拒んでいるのは自民党だけ、選択的夫婦別姓もまた同じです。政権交代が起きない限り、こうした状況はなかなか変わらないはずです。物価の高騰で実質賃金や年金の目減りに苦しんでいる国民をしっかり見てくれる人や政党が誰なのか何処なのかをしっかり見極める時なのかもしれません。
且つて「マニュフェスト」を掲げ政権交代を果たした旧民主党への失望から、自民党政権が長く続いていますが、「流れない水は必ず腐る」という諺通りでした。自転車も長い間乗らないまま放置していると錆びるのと同じです。一度、すっかり錆びついた自民党の「錆び」を落とす意味でも、ここで政権交代があっても良いのではと私は考えています。
不安や混乱はあるかもしれませんが、少なくとも政治に緊張感が生まれるはずです。数の利で自民党が重要法案を国会にも図らず、閣議決定で決めてしまうなんて、立法府の国会軽視も甚だしいことなのです。もう少し、野党にも力を持たせないとこんなことになってしまうのです。
旧民主党政権は「決められない政治」と揶揄されましたが、私は「簡単に決められる政治」こそ問題だと思っています。旧民主党政権の反省から自民党は内閣人事局を作り、官僚の人事権迄握りました。その結果が官僚の忖度を生み、森友問題では官僚の命まで失われているのです。このままでは優秀な官僚がいなくなってしまうのではないでしょうか?
何事にも最初は痛みが伴います。私が自転車通勤を始めた時も同じでした。脚がパンパンになり、筋肉痛に悩まされたのです。ロードバイクに乗り始めた頃は、落車で肋骨骨折という痛い目にもあっています。ただ、そうした経験はやがて実を結び、いまや私の健康の根幹となってくれているのです。
2大政党制を目指して改正された選挙制度ですが、旧民主党がバラバラになってしまった結果、自民1強体制が出来上がってしまいました。今の選挙制度はお金がある自民党に圧倒的に有利で、小選挙区で敗れた候補者が比例で復活して議員になってしまうという現象も不可思議です。
私は自民党が嫌いだとかダメだとか言っているのではありません。今の自民党はすっかり錆びついていて、自転車同様錆び落としが必要だと考えているのです。石破総理に期待もしていましたが、結局、今の自民党では彼の臨むことはほとんど出来ないのだと思います。立憲と国民に分裂してしまった民主党にも、もう少し政党内での柔軟性があっても良い気がしています。何かいつもどこかで内輪もめをしている感じで、自民党にとって代わるのはまだまだ難しそうです。ただ、一度は政権を担った経験は必ず活きて来ると信じています。
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