Wレースの悩み

　3月に入り本格的なロードレースが始まりました。昨夜はポガチャルの落車からの衝撃の勝利に興奮して眠れず、そのままブログを書き終えたものの、既に疲労困憊でローラートレーニングもパスしてしまいました。

　加えて、今夜からはマイヨジョーヌ奪還を目指すヨナス・ヴィンゲゴーが出場するパリ～ニースが始まります。1週間前はUAEツアーをポガチャルが征すると、ヴィンゲゴーもヴォルタ・アオ・アルガルベの最終日に個人TTで圧勝し、大逆転優勝を飾り好調さを見せつけているのです。

　今回のパリ～ニースではエースはマッテオ・ヨルゲンソンになるようですが、ヨルゲンソンの調子いかんではヴィンゲゴーが総合優勝を狙うことも十分考えられるのです。一方、UAEチーム・エミュレーツはポガチャルこそいませんが、チームTTがあることでエースはマクナルティ。アルメイダにナルバエスにシバコフといったサブ・エース級をずらりと揃えて来ています。

　加えて、明日からはティレノ・アドリアティコも始まるのです。パリ～ニースは8日間、ティレノ・アドリアティコは7日間のステージレースで、放送時間がまるかぶりしているのです。今年はパリ～ニースは生でティレノは録画で対応しようと思っていますが、果たして視聴時間が確保できるのかという問題があるのです。

　ティレノには今季2勝を挙げているフアン・アユソが登場します。ヴィンゲゴーやログリッジ、レムコ・エヴェプールといったビッグネームこそありませんが、今季初戦となるマチュー・ファンデルプールや昨日ポガチャルとのマッチレースを演じたピドコック、昨年ツールの山岳賞リチャル・カラパスといった名前が並びます。
　UAEはアユソとアダム・イエーツのWエース体制で、アシストにアルメイダやマイカにデルトロといった登りに強いメンバーを揃えて来ています。ここでアユソが総合優勝をすれば、ジロ・デ・イタリアでのマリアローザも見えて来るだろうと思っています。

　昨日の落車で傷だらけになりながらストラーデビアンケを征したポガチャルの熱気がチームメイトを奮わせていることは間違いありません。ティレノは個人TTがあるので、アユソが登りで遅れない限り総合優勝は堅いと思っているのです。とりあえず、前半は少し手を抜きながらの観戦になると思いますが、週末はまた眠れぬ夜が続くことになるでしょう。

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