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2002年生まれで23歳のフアン・アユソが今週末のフォーン・アルデーシュ・クラシックで始動します。ポスト・ポガチャルの有力候補として注目されている若手のホープですが、近年は2004年生まれのデルトロやクリステン、モルガドといった20~21歳の活躍が目覚ましく、アユソという存在を忘れてしまいそうです。
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昨年はこのレースを勝ち、ティレーノ・アドレアティコが総合2位、バスク1周で総合優勝と春先は大活躍だったものの、クリテリウム・ドフィネ以降はDNFを繰り返してシーズンを終えています。本来なら唯一ポガチャルが出場していないブエルタ・ア・エスパーニャでエースを担わなければいけない存在だったのですが、ブエルタを使える状況ではなかったのでしょう。一時はチーム移籍の噂が出ていたほどでした。
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ここまでUAEチーム・エミュレーツはモルガトとクリステンが2勝ずつを挙げていて、好調をアピールしています。エースのポガチャルが既にUAEツアーで始動しているのに、アユソがここまで始動を遅らせたのは、おそらくジロ・デ・イタリアへの出場が濃厚だからだと思います。昨年ジロを征したポガチャルはストラーデビアンケからのスタートでした。
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そのポガチャルが春シーズンはワンデーレースに専念すると宣言していますので、春先のステージレースはアユソ、アダム・イエーツ、シヴァコフ、アルメイダといったサブエースがエースを担うことになるはずです。
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今のところティレーノ・アドレアティコはアユソとアダム・イエーツの出場が決まっています。今季ヴィスマ・リアースバイクへ移籍したサイモン・イエーツとの兄弟対決は見物でしょう。ただ、エースをどちらが担うかはまだ不明です。
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フォーン・アルデーシュ・クラシックはアユソが昨年優勝している相性の良いレースですが、メンバーにクリステンとデルトロの名前があるので、どんな展開になるのかに注目しています。ただ、アユソの連覇には昨年までチームメイトで今季からチューダーへ移籍したマルク・ヒルシが最大のライバルになりそうです。昨年後半に調子を落としたアユソとは対照的に8月から9月にかけて5連勝する大活躍を見せていたのですから。
シーズン前の高地トレーニングで驚異的な数値を出しているという噂もあったアユソに、既にシーズン2勝を挙げているクリステン、昨年デビュー戦となったツアー・ダウンアンダーでいきなりステージ優勝し新人賞にも輝いたデルトロとポスト・ポガチャルを巡る競争が激化しそうな予感がしています。
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