αシリーズについて思い出したこと

2022-02-13 20:03:28 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

SONYのAPS-C判ミラーレスレンズ交換カメラである、α NEX-7についての付帯的な心象を記録します。

 

”NEX-”という名前が嫌です。

千葉県にある国際空港行きの、JR東日本の専用特急みたいな名前が嫌です。

 

あっ、成田エクスプレスの方は、Nのあとに、アポストロフィが付いています(N’EX)。

 

芋虫みたいな形の成田エクスプレス(N’EX)が嫌いです。特急なのに遅いですし。

だから、カメラの方の”NEX”という名前も、N’EXに引きずられて良くないイメージがあります。

 

SONYは、ネーミングセンスは際立って良い会社だと思っていますが、これはNEXは安直な感じがします。

いかにも!という感じが嫌です。

 

だからなのか、NEXは、NEX-6でやめてしまったようです。

数字の4桁で一統し、以後、NEXというサブネームは使っていません。

 

そういえば。

うっかりしていましたが、この”NEX-”前に、”α”が付いています。

 

実は”α”もあまり好きではありません。

 

ミノルタの新生カメラである、α-7000に賭ける意気込み・想いは分かります。

但し、カメラ名をタイプ打ちするとき、一々変換しなければならないのが面倒です。

アルファベットならば、ただタイプ打ちすればよいのです。

 

このように”α”を貶していますが、自分自身、ミノルタのカメラは比較的多く所有して来ています。

 

フィルム時代は、α-5xi、α-707si、α-807si,α-Sweetと使い、最後はα-9xiときて、

デジタル一眼レフは、α-7 Digital、α-Sweet Digitalと使いました。

 

ということで、ミノルタは好きなカメラメーカーです。

ミノルタは好き、でも”α”の文字は嫌い。とはいっても、AF以前のXDやMDは持っていないのだから、やはりαというカメラは好きなのでしょう。

 

ところでαシリーズは何種類か使いましたが、例のカードシステムは全く活用しませんでした。

当時、中古カメラ屋さんに行くと、色々なカードが沢山、しかも叩き売られていたのを思い出します。

 

ただのプリプログラムカードですからね。

自分でコントロールすれば良いのだから、要らなくて当たり前です。

 

そういえば、EOSのバーコードシステムもうまく行っていなかったはずです。

鳴り物入りの新機軸は、得てしてうまく行かないものです。

 

ソニー時代のαも、350は瞬間的に持っていました。

事情があって、未開封のまま右から左です。あっ、左から右かもしれない。

 

所有していたカメラの思い出を少し記録しておきましょうか。

 

ミノルタのα-707si、α-807siはシャッタフィーリングは実に安っぽくて嫌いでした。

AF前のミノルタカメラのシャッターフィーリングは実に素晴らしく、α-7xiまではまずまずでしたが、この両機は本当に酷い。

ポコポコと極めて安っぽい。

 

このことについて、当時から今迄に言及しているものは殆ど目にしていませんが、自分としては非常に気にしている部分です。

確か、この両機のシャッターの機能・機構的なものが理由としてあって、この安っぽいシャッターフィーリングとなっていたと理解していたのですが、それは忘れてしまいました。

 

α-807siは、レンズ内臓フラッシュのガイドナンバーを大きくするために、膨らんだペンタ部が無様なでこっぱちデザインです。

 

これらが嫌で、両機は買ってはみたものの、直ぐに手放してしまいました。

だから、α-707siとα-807siの記憶は殆どありません。

24㎜から始まるズームレンズをミノルタが出していて、これが欲しくてこのズームレンズに対応できるカメラであるα-807siを買ったんだ、と思い出すぐらいです。

 

α-9xiは自分のフィルム常用時代の最後のカメラになりました。

Canon EOS-1Vは本当に素晴らしいカメラで、所有したフィルムカメラのNO.1ですが、それと並んでα-9xiも素晴らしいカメラでした。

カメラの性格や操作方法違いはあるものの、根本的ところでプロフェッショナルカメラであることを基調とした両機は、本当に甲乙つけがたいと思います。

 

で、α-9xiです。

1万2000分の1のシャッタースピードを持っているプロフェッショナル用カメラの位置づけです。

プロ用カメラは耐久性を考慮しているため、堅牢で造りの良いものが多いのですが、α-9xiも例にもれず造り込みの良さがありました。

 

シャッターは、ダンパーを内蔵していないためか、そのショックがダイレクトに響いてきます。

が、フィーリングの質が悪いものではありません。金属っぽい音を発し、その残響が少し残ります。

 

プロフェッショナル機ではありますが、視野率が100セントではありません。

でも当時の自分は、ポジではなくプリントが中心です。

どうせプリント時に蹴られるのだからと気にはなりませんでした。

 

ボディ形状は、大変ホールドし易い、良い形状をしています。

筐体は金属製で、厚みがあるというよりも、スリムで横幅があるという特徴的な出で立ちです。

 

グリップも薄くて浅いのですが、幅があってしっかり手に馴染みます。

このように素晴らしいホールディング性能を有したα-9xiを所有した経験があるためか、今では厚みがあるボディのカメラがあまり好きでありません。

 

α-9xiは、独立した機能ダイヤルや制御ダイヤルを持ちません。

ファンクションボタンと、メインとサブのコマンドダイヤルで露出から全てをコントロールします。

 

軍幹部は実にシンプルで、すっきりしています。

自分にはこの操作方法が実に合っていました。

富士フィルムのX-T1やX-T2は、そのアナログ式操作に自分が馴染めずに短期間で手放してしまっています。

 

造形としては、内臓フラッシュを持たないため、ペンタ部が低く、全体に滑らかで有機的な形状をしています。

低くてなだらかの丘のようなペンタ部に、斜め上向きにミノルタのロゴがプリントされています。

 

兎に角、スマートなデザインで大変良いです。

少し違いますが、EOSのエルゴノミクスデザインに通じるところがあります。

 

後継機のα-9は、もっと四角っぽい形をしており、ペンタ部も通常の形状に戻されました。ですから、ミノルタのロゴは正面を向いています。

α-9は買いはしませんでしたが、手にしたことはあります。

 

ファインダーの見えやすさが話題になっていましたが、それよりもシャッターフィーリングの改善、その良さが印象に残っています。

α-9xiと異なり、ごく普通のカメラの形をしているので筐体の厚みが増しました。グリップも深くて厚みがあるものになりました。

確かに持ちやすかったと記憶しています。

 

モノとしての質が良いです。

機能も向上しています。

 

これは開発や製造にお金が掛かっているなと感じました。

販売価格は高めで、当時は買えませんでした。もっともα-9xiを気に入っているので買い替えようとは思いませんでした。

 

ですが、質が良くて高機能でも、CanonのEOS-1やNikonのF一桁のように売れないだろうとも思いました。

これは趣味のカメラで、業務用カメラではないというというような印象を持ちました。

 

生産が中止になるまでの期間は短かったような気がします。

処分価格になるような売られ方はされなかったように記憶しています。

 

発売中止後も、高値を維持していました。

尤も現在はかなり安くなっているようで、TC-1のように高額のまま取引される状況ではないようです。

 

出現が少し早ければ、もっと売れていたかもしれない少し不幸なカメラです。

 

最後に、デジタル一眼レフです。

α-7 Digitalはコロコロと変わる落ち着かないホワイトバランス、α-Sweetはα-7 Digitalよりも機能的には改善されているものの、入門機クラスの造りの安さとファインダーの見え具合から、二つとも短期間で手放してしまっています。

 

しかし、今これらのカメラで撮影した画像を見直すと、装着していたAF35㎜F1.4の性能の高さもあるのですが、少しばかりノイズが混じった感じが実にフィルムライクであり、大変好ましい写りをしています。

 

ですから、この両機は本当は実力のあるカメラで、特にα-7 Digitalは、手放して後悔したカメラの一つになっています。

 

フィルムカメラと違って少し記述が短いですね。

記憶が少ないので仕方がありません。

 

なんといってもこの頃は、デジタル一眼レフカメラの伸長期であり、出るカメラ出るカメラがどんどん性能を良くしている時代です。

 

今と比べても、短期間にカメラをとっかえひっかえしていました。

だから、所有したカメラを振り向く余裕は殆どありませんでした。

 

新しいカメラが正義。

そんな時代はあっという間に終わってしまいました。

 

今回のスレッドは少し長くなりました。

途中で分割しようとも思いましたが、一気にまとめて記録することしたのです。

 

過ぎたカメラのこと、思い出ですからね。いつまでもこれに浸ってばかりはいられません。

サクッと流して、手持ちのカメラたちで、新たな良い画像を残すことに注力します。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう。

さようなら。

 

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