先日、懐かしい後輩から電話が来ました。以前、柏市で勤めていたサロンにいたスタッフで、彼女が結婚したときに、挨拶させていただいた事があります。
お互いの近況などを語りつつ、不意に、今はあまり聞かなくなった当時の呼ばれ方で何か訪ねられたりすると、懐かしく不思議な感じがします。当時は2店舗掛け持ちで行ったり来たりしていたので、一方のお店で働きながらも、柏のお店がいつも気になっていたりして。結構気に入った環境でもありました。いろいろな個性を持ったスタッフが多かったので、1人1人につくお客様もいろいろで、それが面白かったです。
今はもう、滅多に連絡も来なくなってしまいましたが、みんな今頃どうして居るんだろ。先日、用事のついでにそのお店の前まで行ったのですが、既に経営もかわったらしく、看板も店名も変わっていて、私を知る人もなく。少し寂しいような気がしました。でも考えてみれば、もう5年近くも経っているんですけどね。
きっと、1人1人には、敷いてあるレールのようなものがあって、それは常に変化しながら先舳先へと続いて居るんでしょう。そして、その列車に乗って1人1人、旅をして居るんだと思います。とある駅で、たまたま隣同士になったり、ある時期を、同じ線路で連結したり、また別々に離れたり。わずかにクロスするだけで行き違う人もあるし、ずうっと交わらない人もあるし。仕事や学生時代や、その時その時で、仲の良かった人や、一緒に何かを頑張った人など、ホントにたくさんの人と知り合っても来たし、これからも知り合っていくのでしょう。その行き先を一緒に見ていける人もいれば、記憶の中にとどまって、二度と重ならない道を行く人もいると思います。でも出来れば、振り返ったときにいつでも戻ることが出来て、お互いを確かめ合えるような友たちが、1人でも多くなるように、自分の道を進んでいきたいなと、久しぶりの電話から思いました。