夜になり、盛岡に到着後、何しろまず、泊まるところを探します。県の中心だけあって、普通のビジネスホテルならいくつもありますし、端から電話していけば、たいがいはどこか空いています。
こういう、 決めないで行動するのも、旅の良さ(笑)。
盛岡の、駅からほど近いところに、北上川が流れています。教科書で習った覚えがある川です。そこに、盛岡の人たちが街のシンボルとも感じている橋、「開運橋」が架かっています。開運橋という名前の橋は、全国にいくつかある様ですが、ただ「開運橋」といったらば、おそらくこの橋を指すと言っていいのではないでしょうか。
この橋は、1890年に完成して以来、幾度かの補修・近代化を経て、現在にいたっているそうです。
通称「二度泣き橋」と呼ばれ、その理由は、首都圏からこの地に転勤などでやってきた人が、「都会から、ずいぶん遠くに来てしまった」と一度泣き、転勤が終わってこの地を去るとき駅へ向かう途中、離れ難さにもう一度泣く、そのような、盛岡を象徴するような場所でもあります。
泊まるところを確保した後、疲れもありますが、この時すでに食事の取れそうなお店が閉まり始める時間でしたので、一息ついてすぐ、駅前に出ます。
もう、何度も来ているので、駅周辺は、勘で歩いても迷わなくなりました。
本当は、決めていたお店があったのですが、残念ながらそこはお休みだったので、このお店にきました。
写真が暗いですが、「ぴょんぴょん舎」という、焼肉と冷麺のお店です。
盛岡三大麺料理といって、「わんこそば」「じゃじゃ麺」「冷麺」は、とても有名です。ぴょんぴょん舎は、都内にも進出していて、戻ってからも食べられるのですが、やっぱり本場のを、と思い入りました。時間も時間でしたし。
なにしろ、この「冷麺」を美味しく食べるために、ラーメン好きのわたくしが、この旅では一度もラーメンを口にしていないという(笑)。
期待の高さを知ってほしいと思います。
うん!確かに美味しかった!!
韓国の冷たい麺料理がルーツにあるようですが、牛のスープにピリ辛のカクテキ、口直し(?)のフルーツが添えられていて、食べながら辛さを調整しつついただきます。
透明でツルツルの麺は、パスタに近い製法の様です。
この回だけ食レポのようになってしまいましたが(笑)、いやあ、盛岡に来た甲斐を感じました。
満足しきって部屋に戻ります。
翌日からいよいよ帰路につきます。
盛岡の街、またいつか。。