宮城県から、高速は使わず福島入りしました。時間があれば立ち寄りたかったけれど、南相馬は昨年訪問したので通過しながら、街の様子だけ見てきました。
柿の木に見送られ、国道を走ります。
もう、辺りは真っ暗です。
福島の双葉町、大熊町付近。一本道の国道以外はすべて閉鎖されたままです。
街はあるのに明かりもなく。ゴーストタウンと化しています。本当に気の毒です。
これが何とかなればねえ。。。。
ようやく明かりが戻り、避難区域を抜けました。高速に乗ります。
行きと同じ、SAで休憩。
帰りは福島からだったので、全体の距離は同じでも早く帰ってきたような気がします。
そして、いつもは深夜になる帰宅も、今年は早めに帰ってくることができました。
家について、距離計を撮って旅を終わりにしたいと思います。
岩手、宮城、福島とまわって返り、約1342キロ。走りました。
途中トラブルもありましたが、いい旅だったと思います。
たくさん話しもし、声を聞き、出会いもありました。
そして今回一番感じたのは、各地の差はあれど、もう東北も「被災地」ではなく「被災した場所」「被災地だったところ」に変わりつつあるということです。
こちらがいつまでも「地震で大変なところ、津波の被害が大きいところ」という気持ちで訪問していると、少しずつ現地の人との間に意識のずれが出てきているな、と感じました。
もちろん、まだ大変なことには変わりないのですが、そんな中でも6年半という歳月は確実に過ぎていて、現地の人の気持ちを変えていっていると感じました。
来年も、旅の計画は立てていきますが、おそらく「被災地訪問」としての東北行きは、最後になるでしょう。それ以降は被災地訪問ではなく、復興をよろこぶ観光の旅に気持ちを変えていくときが来ていると思います。
ともあれ来年また、各地を訪れていきたいと思います。
ありがとうございました。
がんんばれみんな!