鶴岡まちなかキネマ

おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋　齋藤真です。

先日、「鶴岡まちなかキネマ」に視察で行って参りました。





山形県の庄内地区には、昭和５０年代くらいまでは、酒田・鶴岡の街中に映画館が何館ありましたが、ちょうど、酒田と鶴岡の中間にある三川町のイオン三川ショッピングセンターに隣接する形でシネコンがオープンしたのが切っ掛けとなり、両市から映画館が完全に消えました。

酒田にもピーク時には６館ほど映画館がありましたが現在はありません。

子供やお年寄りといった交通弱者のために、是非街中に映画館を復活させたいという思いから、中心地市街地活性化の一環で作ったのが「鶴岡まちなかキネマ」です。

「鶴岡まちなかキネマ」は民間会社で、近くの商店街とタイアップして、映画観賞券の半券を持って行くと商店街でサービスを受けられるシステムも構築しています。

建物は、移転した紡績工場の建物（昭和９年築の木造の工場）をそのまま活用、中には４つの劇場があります。

この「鶴岡まちなかキネマ」の駐車場の一角に、「奥の細道」にゆかりのある長山重行邸跡という看板がありました。





長山重行邸は、松尾芭蕉が出羽三山から降りて鶴岡の城下に入った時に立ち寄った所で、そこで出された「民田茄子」の漬物を食べた時に、「珍しや　山をいで羽の　初茄子」という句を残しています。

偶然とはいえ、私には非常に嬉しい視察となりました。



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