漬物王国 山形 ブログ 漬物の梨屋

漬物の梨屋ブログ-山形の漬物・特産野菜・旬の食材・地域文化のブログ

「赤かぶ(温海かぶ)」の色って?

2016年02月05日 07時58分19秒 | 山形の漬物
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

2月5日(金)の山形県酒田市は、曇りで新たな積雪はありません。

今日の天気は、曇り時々雪、最高気温は4度、最低気温は2度、夕方までの降雪量は0センチの予報となっています。

先日、お客様とお話しをしておりましたら、「赤かぶ(温海かぶ)」の色の話になりました。

「温海かぶ」は、砂糖と塩と酢を使って漬けるのですが、そのお客様は「色はどうやって付けるのですか?」と聞いて来ました。

そのお客様は、「赤かぶ(温海かぶ)」の色は着色しているものと思っていたらしいのです。

「赤かぶ(温海かぶ)」の色に関しては、まだまだご存じない方も多いのだなと改めて感じるとともに、まだまだPR不足だなと感じました。

「温海かぶ」は、果肉は白、皮が赤紫です。


漬ける前の状態の「温海かぶ」(漬物の梨屋本社工場)



「温海かぶ」を酢で漬けることで、皮の赤紫の色素が溶け出して、浸透圧により「温海かぶ」全体が赤紫になるのです。


漬物の梨屋「赤かぶ(温海かぶ)」



この皮の赤紫色の色素の素となっているのが、ポリフェノールの一種であるルブロブラッシンです。

ルブロブラッシンには、酸化防止作用があることが判明しており、老化防止やがんの予防などに効果が期待されています。

是非この機会に、「温海かぶ」の色素と健康効果を覚えて頂きたいと思います。



漬物王国 山形 漬物の梨屋ホームページ