コンコンコン
コンコンコン
このオノマトペ
よく似ていてちがう童謡がある
雪とあられがコンコと降る歌
ところで「ン」が一つおおいのである
今日も胸のおくから
のどもとついて
コンコンコン
喜怒哀楽の彩錦が
ひるがえってウラムキになり
コンコンコン
萬華鏡はいっしゅんとまり
真っ暗闇の視界だが
コンコンコン
いつまでつづくかわからねど
いのちをつなぐ
コンコンコン
汗までかいてこの夏は
エアコン駆使して
コンコンコン
さてまたきょうもはじめるか
キツネが巣穴をとびだして
コンコンコンをききにくる
コンコンコンコン
コンコンコン