ある抽象的な虹彩
円錐形の光が
つきささった痛い都市で
すべての邂逅が
キャンパスの芝生のように
ひろがっている
重い想いが
子供のように散らばる
アスファルトは波をうち
エレクトロニクスは
長距離運転をめざし
森や池や鳥たちは
アリスのような世界の中へ
たちさってゆく
夢幻の白光よ
もういちど
キャンパスから出発したいな
書物を両腕にかかえて
階段の蔭で
人の足音を目にしたいな
ボディーのチャックが故障して
なおらないのに
鳥は平気でさえずる
ある抽象的な虹彩
円錐形の光が
つきささった痛い都市で
すべての邂逅が
キャンパスの芝生のように
ひろがっている
重い想いが
子供のように散らばる
アスファルトは波をうち
エレクトロニクスは
長距離運転をめざし
森や池や鳥たちは
アリスのような世界の中へ
たちさってゆく
夢幻の白光よ
もういちど
キャンパスから出発したいな
書物を両腕にかかえて
階段の蔭で
人の足音を目にしたいな
ボディーのチャックが故障して
なおらないのに
鳥は平気でさえずる