ご近所さん

もう、それはたぶん10月の話し。

外出する時、雨が降ってたから折りたたみのカサを

持って出た。

折りたたみやから、歩きながらカバーを外し、カサを開く。

ぬれたくないから、素早く準備しなアカン。

で、駅に着いてカサを直そうと思ったら、

『あれっ？カバーがないっ』

あ～あ、またカバーを落としてしまった。

これで２回目

１回目の時も家の出しなに落とし、数日後、

ラッキーにも近くの溝の中に桜の花びらと共に埋もれてたのを発見。

あれは春だったなぁー。

で、今回ももしかしたらご近所の人が拾ってくれて、

どこかに置いてくれてるかもっ！と

甘い希望を持ちつつ、家までの帰り道、きょろきょろしながら帰る。

甘かった、なかった。

あ～あ、風に吹き飛ばされて、どこか見えへんところに

行っちゃったんやわ。

それでも3日ぐらいはきょろきょろしながら歩いてた。

ででででで、もう約１ヶ月が経とうとする頃、

もうカバーの事なんて忘れかけてたその頃、

お家の横の一軒家の前にある小さな木に、

見たことのあるかさカバーが掛けてあるのを発見！！

私のかさカバーやんっ！！

ヤッター！ありがとーー。

きっときっと、その拾ってくれたそのお家の人が、

家の周りのお掃除か何かをしてて、

カバーが落ちてたのを見つけてくれたんやわ。
だって、だって落としてから１ヶ月の時間差があるねんもん。

よかった、見つかって。

私も道端でかさカバーを見つけたら、どこかに引っ掛けておいて

あげよう！！

だって、カバーはとっても大事。

あのカバーなしの折りたたみカサと言ったら、

寒そうで情けないんやもん。

それにカバーがないと、バッグの中に入れられへん。

他の物がぬれてしまう。

なので、カバーを拾ってくれた人に、心で感謝して、

私も次の人のために拾ってあげようと思いました。

次の人って・・・？？