親からも、友達からも、子供たちと会った時の様子を聞いた。
ちょうど子供達4人が来たのと同じくらいに、
弟の友達たち4人が一緒になった。
私は実家にいて、弟の友達へ連絡をした後、
すぐに駆け付けてくれたみたい。
数分、友達4人が弟と早く面会したんかなぁ。
そのうちの一人がその翌日にも面会に来てくれて、
その時に、どんな様子だったかを聞いた。
まずは友達たちは、4人ともベッドの周りに
突っ立ったまま、一言も話さず、
涙だけが流れてたって。。。
翌日にも来てくれた友達はしんぺいという。
この子は、小学校1年生からずっと仲良し。
家もさほど遠くなく、ボソボソ話す子で、
弟は鈍くさいヤツって言ってた。
まぁ、話してると確かに。でもなかなか面白かったで。
しんぺいはよく面会に来てくれてた。
こうなる前に来た日は9月20日と割と最近。
たけしという子は、幼稚園からずっと仲良しで、
その子が弟の親指の関節のところを挟んで、
グリグリしててんて。
その話をしてくれたしんぺいに聞いた。
『昔、はやっててん。これされたら、痛いねん』
って。。。
『はっはっーん、今になって仕返しやな』
って言っといた。
そして、マッシュという子は、弟とよく魚釣りに出掛けてた。
この子も小学校からの仲良し。
で、あと一人の子は、小学校の時に転校してきた子。
クラスは違ってたのに、どうしてか友達になってんて。
この子、あの頃、イケメン君なのよねぇ。
今はどうなってるんやろ。。。
こういうメンバーの子達。
弟の仲良しの主要メンバーが、夜中にもかかわらず、
面会に来てくれた。
そして、その面会している時に、
子供達4人が入ってきたみたい。
カーテンを開いて入ってくるなり、
一番上の小学5年生の男の子は、
『パパ~』って言いながら駆け寄ったみたい。
声出して泣いてたって。
最初はその下の3人の子供たちは、
ルンルンで来てたみたいやけど、
一番上のお兄ちゃんの泣く姿を見て、
『ん?なんか違う』
って感じたんやろうなぁ。
すぐ下の小学2年生の男の子は、
声も出さず、我慢しながら、ただ涙を流してたって。
3番目の6才の女の子は、まだあんまりよく分かってないから、
『パパ~、お兄ちゃん(2番目)の指チュッチュ、直ってんで~』
って教えてあげてたって。
一番下の男の子は3才かなぁ。
この子も『パパ~』って言ってたって。
長男は、パパの手を握ったままで、
ずっと離せへんかったって。
子供たちの声、ちゃんと届いてた?
大丈夫やんなぁ。
しんぺいは、長男の泣く姿を見て、
たくさん大人がいるのに、どうしたらいいか分かれへんかった、
って言ってた。
それぐらい、泣いてたって。。。
一番、思い出が残ってるもんなぁ。
1年少しぶりに会う親子。
パパと会えてよかった。
子供たちと会えてよかった。
それを見てた看護師さんからはその時の弟の状況を
メールで送って下さった。
『弟君、とても優しい顔をされていました。
みんなの声や雰囲気を感じていると思います。』
と・・・
涙があふれて止まれへんかった。
ひさし、よかったなぁ。