金持ち優遇批判 感情的議論から卒業すべきだ (読売新聞) - goo ニュース
半端な経済対策打っても効果が薄くなって意味がなくなるのは言われなくても分かってる。 が、これは誰に向っての提言なんだろう? 国民に感情論で政治をグラつかせるなと言っているのか? だったら、ふざけるな!読売!!ってトコだけど、まぁ、この程度の反応にオタオタするなと、政府に向って提言してるんだと、受け止めときますか...。
どう受け止めたにしても解せないのは、この記事を書いた人が、施策が不十分となる元凶を、発生する感情論に置くまでは良しとしても、その感情論が発生する原因に言及していない点だ。
緊急事態との認識はあるにせよ、俺は、この政策を司る人間を、選んだ覚えが一度もないのだ。 どんなに優れた施策を発表されたところで、俺なら重箱の隅をほじくり返してやるけどね...。

とは言え、支持率回復傾向の首相殿に、今の時点で何言ったところで、負け犬の遠吠えってトコだし、必要な経済対策は、やっといてもらうに越したことはない。 だいたい野党も大した対案出してきてる訳でなし、選べない選挙組まれるくらいなら、いっそ任期満了までへの字口に付き合っても、大差ないような気がする...。
さて置き...
記事の提言は提言として頷けるものの、むしろ問題なのは、読売がここで言ってる「足かせ」が、きっちり存在している事実なんだと思う。 こっちが「選んでない!」って息巻く表裏の関係で、向こうは「選ばれてない...」って後ろめたさが、常に付き纏う。 何だかんだで世論調査が気になる...結局腰が引ける...。
その意味では、感情論から卒業することが大事なんじゃない。 そも人様のご意見なんざ十人十色なんだから、感情論のどこが「悪い?」って話にもなるでしょ? 必要なのは、「俺は感情論に流されない!」を明言して、当選してきた国会議員なんじゃないの?

結果、「百年に一度の危機に際して、政局よりも政策!」って、お題目唱える人間に呆れ返る羽目に陥る。 何しろ、眼中にないはずの政局ばかりを気に掛けるから、これを称して「慎重論」とやらが、幅をきかせて政策を左右してるってんだから...。

今回の対策って、全部が全部評価できるってもんでもないけど、それなりの効果が期待できる個所がないでもない...
「お金持ちの気持ちが分かる総理大臣」が考えた追加経済対策【山崎元コラム】(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
どーせ現野党が政権取ったって、やるこたぁ五十歩百歩でしょ? 対案まだよくみてないけどさ。 Yamaokaさんが、補正予算通すのに協力する代わりに、選挙しろって、Ooshimaさんトコねじ込んだなんて話も耳にしたけど、早いトコ実行しちまった方がイイかもわかんない。

ただ、正直なところ、感情論であれ何であれ、与謝野のオッさんが頑張った結果、先の増税の実行だけは、既に決まってしまっているのだから、無理矢理使うような、無駄な遣い方だけはして欲しくない。
野党が存在価値を見出せるとすれば、今回ここまで国会審議が進んでいる以上、その検証作業に他ならない。 選挙目当てでも構わないが、この作業をお座なりにした場合、代表秘書逮捕以上に、有権者離れの要因となる点を、肝に銘じておいて欲しいものだ...。

ちなみに、この記事が一番簡潔に政府のやろうとしてること、説明してくれたかな...
政府・与党が追加経済対策を決定、実質GDP2%押し上げ効果(トムソンロイター) - goo ニュース

ホントに2%も押し上げるんか?