出来上がったJUMA PA100の出力特性を計測してみた。
JUMAにはパワーメータが実装されているが作りっぱなしでは精度も心もとない。
そこで無線機の保証認定時に使用しているクラニシWD-2011で確認した。
当初は1W入力で内蔵メータでは40W以上、2Wで90Wを表示していたが、WD-2011で計測すると半分の20W程度と40W程度だった。
そこで内蔵メータをWD-2011とほぼ一致するように調整した。内蔵メータは10W以下では10-20%出力が小さく表示されるが、それを超えるとWD-2011の読みと同じとなった。
今回、入力も出力もWD-2011を使用して電力を計測した。結果は下記の通りとなった。
入力側に使用したのはKX-3で周波数帯によっては特定の出力に設定できないバンドもあった。
また、送信時に出力が少しふらつくこともあった。
このグラフから分かることは
●3.5MHz→7MHz・・・28MHzとハイバンドで効率が落ちてくる
●各バンド入力が6Wまではほぼ直線的に出力が増加、6Wを越えると出力のリニアリティが低下する
●各バンド入力が8Wを越えると出力の増加が無くなる
●最大出力は1.8MHz、3.5MHzで150W(この時の電流は計測してない。内蔵メータの読みは18A)
●入力が8Wを越えるとローバンドでOverCurrentのエラーが出始める。(パワーモスの突入電流が原因。2dB出力を落としたあとに最大出力に切り替えると問題ない。但しSSB時はこの問題はない。)
以上を理解して使用すれば上手く運用出来そうだ。
さていよいよmcHFとKX3で固定局申請にかかるか?その前に6mのリグを作るか。
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