一昨日会社を退職しました。
本当は最後の一週間はお休みを貰ってのんびり過ごすつもりだったんだけど・・・諸事情により休暇は許されず。
ということで最後の日までお勤めをしてきました。
退職の前日、取引先の同年代の男性が来社して、
「明日は終日出掛けてしまって、ご挨拶に伺えないので、本日が最後になります・・・。」
という改まったご挨拶を頂きました。
その時は丁寧な人だなぁ~って思ったのですが、改めて考えると、
「私って、もしかして取引先に挨拶に行かなきゃいけないのかな?」
取引先の人とは週に1回程度しか顔を合わせないし、パートで働いているのだからとあまり何も考えていなかったのですが・・・うーん。
そして最終日。
取引先のそこそこ若い男性から電話がありました。
この方、奥さんがご出産予定だとかで、会社を休んでいる筈なんだけど・・・って思って電話に出たら、
「今、分娩室の前なんですよ。こんな状況なのでご挨拶に伺えず申し訳ありません。」
「ええっ!生まれそうなの?陣痛始まってるの?」
と、私が驚いていると
「陣痛は二分間隔です。生まれてきたら僕パパになっちゃいます。なんかドキドキするのと不安で、もうどうしたらいいか分からなくて・・・ドドメさんに電話しちゃいました。」
「へ?と、とりあえず、子供が生まれた時にパパが他の女と電話で話していたなんて事になると大変だから、奥さんの横にいた方がいいよ。」
「そうですね。こんな状況ですが、本当に色々ありがとうございました。こんど一緒に飲みながら話したいので連絡しますね。」
そんな感じで、彼は電話を切りました。
分娩室の前から、わざわざ電話をしてくるなんて、律義というか、天然というか・・・。
そんな風に思っていたら、今度は取引先の若い女の子が二人、お仕事&ご挨拶と言う事で事務所に来てくれました。
「色々お世話になりました。」
なんて形式的な挨拶をしていたら、この二人が「ちょっと、ちょっと・・・イイですか?」と部屋の隅に私を呼ぶので行ってみたら、
「ドドメさん、私結婚できますか?最後にちょっと見てください。」
と、手のひらを差し出してきました。
以前、彼女達と宴席でご一緒した時に話のタネに手相を見てあげたのですが、どうもそれがお気に召したらしいです。
「ぜったい、結婚できますよね。」
「そろそろ彼氏が出来てもおかしくないですよね。」
まくしたてて質問してくる彼女に流石のドドメも苦笑。
「えっと・・・。」
そういえば、仕事の合間に彼女たちの恋愛相談にのってたなぁ~
分娩室の前から電話を掛けてきた男性とは韓流ドラマの話や専業主婦の奥さんの話を良くしたなぁ~
家に帰って来てから思ってのですが、最近の会社ってセクハラとかパワハラとか、はたまた個人情報だとかって言って社員さん同士の関係が希薄なんですよね。
また、同僚はある意味ライバルみたいな感じの所もあるので、プライベートな話をする相手があまり居ないのか、仕事中(?)色々な相談や世間話を聞く機会が多かった気がします。(何故取引先のパートさんに相談するのかは不明)
そんな感じで最終日なのに、仕事の話よりプライベートな相談事と報告を受ける事が多かった一日。
これって、私の存在意義って・・・仕事をする人じゃなく人生相談のオバちゃんか?
明日から新しい会社に出社しますが、もし、万が一、仕事に行き詰ったら、人生相談とか手相占師に転職しちゃおうかなぁ~なんて思っちゃいました。(入社前なのに・・・)
白馬の王子様を待っている取引先のお嬢さん達に早く幸せが訪れるといいなぁ~
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