今日、会社の休み時間に「地震の時何を考えたか?」という話題が出ました。
20代独身のAちゃんが、
「本当は好きな人がいて、その人の事が頭に浮かぶっていうのが理想だけど、恐怖で何も考えられなかった。」
とおっしゃいました。また20歳のSちゃんは、恐怖の中で
「まだ死にたくない!」
と思ったそうです。また30代の子持ちの方は、
「保育所に預けている娘が地震に怯えていないか?」
と心配になったんだとか。
私は、子供はいないものの、一応好きな人っていうかドドジという旦那がいるんですけれど・・・地震の時は頭が真っ白で、ドドジの事を考える余裕?は有りませんでした。私の他に・・やはり頭が真っ白になって、何も考えられなかったという主婦の方がもう一人。
「やっぱり、お母さんは娘を育てて嫁に出すまで死ねないし、若い子は結婚するまでは死にたくないよね。」
と、何気に言ったら、
「そうだっ!ウエディングドレスを着るまでは絶対に死なない!」
と私の言葉を受けてAちゃんが力強く応えてくれました。
今回の震災で、2万人以上の方が無くなったとの報道がありました。みなさん、突然の出来事でやりたい事や夢を残されたままだったと思います。
災害の酷い場所では、生き残った事に罪悪感を感じる方もいらっしゃるそうですが、私や同僚は亡くなった方の分まで幸せにならなきゃいけない。人生にしっかりとした目的を持ち、そして次に災害に会った時には、その目的の為に生き抜こうという強い気持ちで立ち向かうという結論を出しました。
30代のお母様は「自分の孫を抱くまでは絶対に死なない!」
20代独身のお嬢さん達は「結婚するまで、ウエディングドレスを着るまでは絶対に死なない!」
と生きる目的を語っておりました。
災害時、頭が真っ白になってしまった、私ともう一人の主婦はすぐに自分の生きる目的を見つける事ができませんでしたが、生きる事に目的を持つ。そしてそのために毎日を生きる。という事をじっくり考えて、ささやかであってもきちんと目的を持った生き方をしたいと思いました。
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まだまだ被災地では混乱が続いているようですが、日本人一人一人が、明るい未来を思い描いたり、素敵な目的の為にまっすぐ歩んで行けるよう、力を合わせて復興に取り組まなくてはなりませんね。
私も、自分で出来る復興の手助けを考えて参加したいと思います。