今日の猫ちゃんはご近所の猫さん。
塀の上で通りを歩く人をじっと見ています。凄いバランス感覚ですよね。
で、ここからが今日のお話
先日、弓道の昇段試験(審査)がありました。
試験の前は出来る限り道場に通い、また家でもゴム弓(ゴムで出来た疑似的な弓)の練習をしたり、モップを弓に見立てて片手にもって歩く練習をしたりしておりました。
弓道は矢が当たる事も必要なんですけど、弓を持って歩く所作や姿勢・視線など細かく規定があるので、モップを持って歩く練習は結構重要でして、職場で昼休みにこの稽古をしている所を人に見つかって「変な人」の烙印を押されることがあります。
仕事をしながら、試験の準備をしているとストレスが貯まるし、眠れない夜が続いたりして、ある日顔を洗っていたら、ボロボロにやつれたオバサンが鏡に映っておりました。
げげげっ!
白髪ヤバイし、顔の皺半端ない!!
顔の皺はね、クリーム塗る位しかできないし大きな改善は見込めない。でも白髪は染めれば良いんだよね。と、白髪染めを用意したのですが、そこで一つ疑問が胸の中に湧いてきました。
試験の審査員の先生方はドドメより10歳以上年上の方々。
ドドメがつやつやの黒髪で弓を引いていたら・・「おっ!可愛いオバサンだね」と目を輝かせてくれるのか?
それとも、白髪頭のままやつれた顔で弓を引いていたら・・「あのオバサン年の割に頑張ってるな」的な同情を引き出すことが出来るのか?
弓道の技術が合否の線上になった場合、審査委員の先生方の心証で合格するか決まるので考えて行動しなければなりません。
白髪で同情票を得るか、白髪染めして女っぽさをアピールするのか。
うーん難しい。
悶々・・悶々。。悶々
数日間悩んだのですが、結局試験前はバタバタしていて髪の毛を染める時間を取ることが出来ずそのままのゴマ塩頭でいく事になりました。
試験場に行って、自分の試験の順番を待っていたら、前後の人が同年代の方でして、みんなゴマ塩頭でした。
うーん。私の判断は誤っていなかった。みんな同情票の方に心が傾いたのね。
忙しくて時間が無かっただけかもしれませんが・・。
とりあえず、試験は無事に終わり同情票(?)のお陰で合格することができました。
いやいや良かった。良かった。