秋に開聞岳に登った連中と、
メンバーの家で忘年会を行いました。
別に忘れたくないんですよ。
百名山の一つに登った思い出や、
指宿や桜島の思い出は
一生忘れられないほど
楽しいものだったからね。
だから忘年会というよりは、
そんな日々を思いだして騒ごう
という宴会のような感じで参加したのです。
まずそこで食べるものは
皆の持ち寄りということになりました。
一人はおでんを、一人は手羽先など、
また一人はサラダを、
そしてまた一人は卵焼きなどを
持ち込んできていました。
なんか組み合わせばっちりですね。
ではdoironはどうしたでしょうか。
いろんな料理を考えたんですよ。
クリスマスだから七面鳥?
いやあそんな豪勢なものは用意できません。
だったら開聞岳にちなんだもの?
と言ってもないですよねえ。
ポテトサラダを山のように
積み上げるというのもなあと、
少し悩んでおりました。
で、その少し前にアップルパイを
作ってみたいなあと思い、
パイシートを買ってあったのを
思いだしたのです。
あれで何か作れないかなあと、
時おり考えたりしつつ、
最終的に思いついたのが、
パイシートをあのきれいな開聞岳の
山の形に積み上げて作る「キッシュ」でした。
キッシュというのは、
どこかの居酒屋で食べたのが
少し記憶に残っていたからです。
パイシートを焼いて何か料理を
作るのは初めてなんですが、
まあ下手な料理を出しても
笑ってくれる仲間ですから
挑戦してみようと思ったわけです。
キッシュの中身はほうれん草と
ベーコンとタマゴのチーズ料理にしました。
そうしてそろえたのがこれです。
夜に宴会という日の昼に、
doironは料理の鉄人となったわけですね。
まずはパイシートで開聞岳の
土台の形を作りましょう。
丸めて積み上げるのですが、
接着に卵黄を塗ってゆきます。
底のシートには空気抜き用の穴を
しっかりあけておきます。
一方で、中に作る料理も作ってゆきましょう。
ほうれんそうとベーコンを痛め、
そこにチーズとタマゴを
入れて作り上げます。
で、それをパイシートの上に乗せ、
オーブンで焼いてゆきます。
もちろん、余熱等には注意して
オーブンを用意しておきます。
少し焼いて固まったところで、
山の部分のシートを乗せ、
最後に本格的に焼いてゆきます。
じりじりと時間が経過していくのを、
オーブンを見ながら待っています。
どんなのができるかなあ。
あの九州南端の百名山の
見事な山の形に少しでも近づけるかなあ。
そして出来上がったのがこれです。
う~ん、山の形は開聞岳というよりは
でこぼこの岩の塊でしたね。
まあでも僕の料理の技術で
ここまで出来たら上出来でしょう。
優しい皆さんですから、
「これが開門岳」と言って出したら
ふむふむと喜んでくれるでしょう。
箱に入れて山崩れが起きないように
気を付けて運びましたよ。
で、宴会の席にならんで出てきたのは、
こんな豪華な料理群。
まあこれが開門岳という言葉で
doironの料理もそれなりに見えますね。
言葉で補充した料理。
まるで絵手紙のようですね。
いろんな話題にも花が咲き、
途中で「開聞岳入刀」と言って
分配してくれました。
あああよかったですねえ。
次は富士山かなあ、
槍ヶ岳かなあ。
どちらにしてもむつかしそうですが、
こうして遊んで宴会出来たら
いいですよねえ。
料理の鉄人、doironくんまた
次もがんばろーと思った
2022年の楽しい宴会でした。