ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

年金登山in神於山1

2022-06-27 20:46:35 | 山行き

岸和田にある単独の山塊のひとつ神於山について、
少し前にいい話を聞いた。
キイチゴがたくさんなってきてるよ
という話だ。

冬イチゴをとりに行ってる時から、
この辺りはキイチゴが多いなあ
って思っていたのだ。

神於山を対象にした図鑑をみると、
クサイチゴ、ナガバモミジイチゴ、
ニガイチゴなんかがあると書かれている。
まあ、見ていた感じでは
ほとんどがクサイチゴだろう。

あの冬イチゴでさえあまり
とられていない場所である。
なので、クサイチゴでさえ
あまり荒らされていないだろう
という思いで、再び山に
いただきに行くことにした。

愛菜ランドに車を止めて歩いてゆきましょう。
国道170号、通称外環を渡って
登山口のところから入ってゆきます。

ああ、もう入り口のところから
少し上の方にキイチゴが
実っているようです。
これは楽しみですねえ。

でもねえ、ここで一つ
注意しないといけませんね。
ビニール袋を片手にウハウハと
イチゴをとっているという
雰囲気は出さないようにしないとね。
いちおう、持ち主(誰か知らんけど)が
あかんよと言えば窃盗ですからね。

キイチゴをとるために、
足元の草もなぎ倒して
節操もなくいちご狩りを
しているように見せてはいけません。
冷静に環境を乱さないように
注意しながら年金登山をやってるよって感じで。
実ってないものまで撮ったり、
ましてや枝を折ったりしてはいけません。
こんな風に無節操に
イチゴは狩っても木を枯らすように
乱雑にとってはいけませんと
しっかり心得た感じで行かないとね。

山の恵みをありがたくいただいている
という雰囲気を漂わせながら、
とってゆきましょう。



車止めの門を抜けて、
しばらく行くと左手の山の斜面に
こんな感じでキイチゴが実っています。
クサイチゴですねえ。



ここに来た時は、実が最も
熟している頃です。
手で触れるとぽろっと
落ちそうな熟した奴から
取り始めましょう。

キイチゴの実には、
思わぬとげが出ていたりしますので
注意が必要ですね。
それに大切なほかの草花を
踏まないようにということもそうですし、
もうヘビとかトカゲや
クモの巣もあるので、
いつも注意しつつ足を延ばします。
イチゴとっててヘビにかまれたり、
毛虫にさされたりしないように
していかないとね。

おッ、ここにもキイチゴが
たくさんあるぞっと
近づこうとしたその時です。
足を置こうとしたその場所に、
貴重な植物がありました。



「イズミカンアオイ」ですね。

岸和田の博物館で
購入した神於山の植物案内には
「このカンアオイはこの山では
一株だけしか見つかっていません」
と書かれてありますが、
これはそうではなくて二株目の新株なんか、
あるいはその一株なのか
どうかはわかりませんが、
周りに気を付けて株が痛まないように
しておかないといけませんね。

もう一度慎重にその
カンアオイの葉っぱを
そっと裏返してみましょう。

この植物



この植物はある蝶々の食草なんです。
その蝶々とはギフチョウなんです。

この山の近辺ではdoironも
奈良の葛城山でも見かけた蝶です。
昔は二上山なんかにも多くいたのですが、
山火事で一気に少なくなったし、
もちろん乱獲なんかもその要因でもあるようです。

面白いのは和歌山県では
絶滅していたのですが、
和歌山の龍門山に大量に
放したところ、そこでも
繁殖しているという報告があります。

doironもそこで飛んでいるのを
確認しており、写真も撮っています。
ならこの神於山も、
成虫の集まるコバノミツバツツジもあるので、
ここでもギフチョウが
という期待もあるのですが、
何せまあこれまで一株だけしか
見つかっていなかったカンアオイなので、
ちょっと今の感じでは
繁殖はむつかしいでしょうね。

続く


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 楽しい登山にむけて宴会。 | トップ | 年金登山in神於山2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山行き」カテゴリの最新記事