キイチゴの収穫に向かった神於山で、
イズミカンアオイという
これまでこの山では一株しか
見つかっていなかった植物の株に
今回思わず出会ったので、
すごく反応してしまいました。
まず確認したのは、葉っぱの裏です。
この植物はギフチョウの食草なんです。
もう少し詳しく言うと、
ギフチョウはこの葉っぱの裏に
卵を産んで、子どもの幼虫は
この葉っぱを食べて育つのです。
学生時代に、山の友達で理学部の
生物学科所属でギフチョウに
入り浸っている友達がいました。
彼の下宿には、
ギフチョウがたくさん飼われていました。
研究して放蝶していたんでしょうねえ。
そんな彼と山に行くと、
よくカンアオイの裏にいる
ギフチョウの幼虫なんかも
眺めたりしていましたねえ。
その当時の経験を生かして、
思わず葉っぱの裏を観察しましたが、
卵や幼虫の姿はどこにもなかったです。
やはりもう少しこの草も繁殖しないと、
ギフチョウもやってこないんでしょうねえ。
でもねえ一つ面白いものがありました。
それはこの植物の足元に
華が咲いていたのです。
この茶色くてめだたないのが、
イズミカンアオイの花です。
しっかり育って増えて、
神於山がギフチョウの飛び交う
山になればいいのになあって思います。
育て方とか増え方とかよく知りませんけどね。
キイチゴをとりに来て、
カンアオイに心を奪われてしまいました。
また正気に戻りましょう。
少しずつ取り集めたキイチゴを
袋に入れて、リュックのボトル入れに
差し込んで歩いていきましょう。
やがてフウの道に入ってゆきます。
折に触れ実っているキイチゴに
手を伸ばしてゆきます。
少しだけどきれいな奴を
口に入れ味わってみると、
さすがに冬イチゴよりは
糖分が高いような気がしますねえ。
なんかもうこんな甘い奴は
体に入れちゃいけないなあ
というくらいで、変な感情が働きます。
血糖値に注意!
カロリーとりすぎに警戒!
人間歳をとるとなんか変な
警戒心が生まれますわあ。
でも、無理しないでゆっくりいただいて、
頑張ってジャムにしょうと
楽しみつつ歩き進んでいきます。
作業小屋の方に降りていくと、
たくさんの人々が木を
切ったりなんかしています。
活動しているんですねえ。
おっさん一人でいちご狩りの
身としては目立たないように
山の中に入ってゆきます。
この時期はまた新たな植物とかにも
出会いますねえ。
これはハナミョウガですね。
食用にはしませんが、
なれずしを包んだりするようです。
クスノキに向かうこの辺りは、
冬イチゴが大量にありました。
いくらとってもとっても
撮り尽せないほど実っていましたねえ。
ここには日の当たるところに
キイチゴもあったりします。
山道を楽しみながら
どんどんと上部の方に
上がってゆきますと
山頂広場に到着します。
冬場によく来ていたのですが、
かなり今は緑も多くなっています。
冬に木の上部にウスタビガの
葉っぱのようなマユがついていましたが、
今はすっかり葉っぱも茂って、
すっかり様子が異なります。
遠くに見えている景色も、
すっかり乾いていた久米田池も
しっかり水をたたえています。
近辺の水田を支えているんですねえ。
景色にも季節感があります。
そしてこの展望台の下には
三角点もあるのですが、
その三角点の前にビールの空き缶が
転がっています。
ウヒャー、許せんやつですねえ。
よくまあこんなことができるもんだ
と思ってしまいますよねえ。
捨てた人、集める人の大変さを
わからないといけませんよと叫びつつ、
続く
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