絵つぶやきのテーマを探すのは、
あ、これにしよう、今回はこれで行こう、
という風にパッと決まるわけではありません。
「つぶやき」が浮かんでも、
じゃそのために何を描けばいいのか
悩んでいるテーマも色々あります。
また逆に絵が浮かんでいても
どんな言葉にしようかと悩んでいる場合も
もちろんあります。
まあいろんな場合がありますね。
時事的に言えば、今だったら、
台風とか、あるいは出回るコメが少ない、
大谷のホームランとか、どこかの知事とかですね。
う~ん、なかなか取り上げにくいですねえ。
でもそんなニュースの中で
ひとつ引っ掛かるニュースがありました。
それが、「今年はさんま豊漁」
というニュースですねえ。
ああ、これは時期的にもあてはまるから、
季節の話題にもなるし、
魚を焼く、脂乗ってるなんてのも、
言葉に取り上げやすそうですね。
じゃ、この絵でも描いてみようと、
思いたったのです。
さあでは描くかと思ったのですが、
ちょっと待てよ。
さんまを書くといってもさんまを
よく知らないじゃないか。
食べたらうまいという味は
知っているのですよ。
でも描くとなったら体の構造が
どうなっているかというのも、
大切な要素です。
背びれ、腹びれはどうなのか。
尻尾はどんな感じなのか、
その辺の基本的なことを
おろそかにはできません。
早速ネットでさんまの
体の構造を調べてみました。
名前はよくわからないけど、
こことここにひれがあって、
尻尾の方に塊のようなものがあります。
口はくちばし状で下の口が少し長い。
うんうんだいたいわかってきましたね。
焼いて食べるときは大根おろしや
すだちをつけることが多いようです。
おいしそうですねえ。
そうしてしゃべっているだけで、
あのさんまの脂っぽい味が
よみがえってきます。
でもまあ実態を確認する必要があるでしょう。
スーパーに行きさんま売り場を熟読します。
ああ、ここにひれがあると
思ったけどないなあ。
ああ、うろこはこんな感じなんや。
今年は大漁で安くって、
大きなさんまが二匹で200円で
売られていた。
せっかくなんで購入し、
その日に食べることにしました。
とりあえずさんまを焼いてみましょう。
マンションに住んでいる人に
聞いたらさんまは焼くというより、
フライパンで調理するそうです。
そうすれば煙も出ないので、
周りのお家に迷惑もかけることが
ないらしいです。
そんな料理のためにテフロンの
フライパンも買ったんやと言ってました。
我が家では、魚焼き機で調理します。
背中の青いのを描きたいな
と思っていたのですが、
そんな細かい焼き方はできません。
焼いた魚をじっと眺めて、
絵にするときの色の配置を
都合よく考えてみました。
よし、さんまといろいろと接して、
ようやく準備は整いました。
ではアトリエで絵に向かってゆきましょう。
鉛筆で下書きします。
焼いたさんまの下には
お箸も置くことにしましょう。
スダチを半分おいて、
大根おろしには少ししょうゆも
かけておくことにしましょう。
そうして出来上がった下書きがこれ。
ではこれに、色を落として
いくことにします。
続く
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