ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

梅雨明けの日に出会ったビール2

2023-07-21 20:54:37 | 日常

鉄工の技術と職員のアルコール好きがこうじて、
ビールの醸造が始まりました。
(動機にはかなり推測を含む)

その名も「岸和田ビール」



と名付けられた事業ですが、
これをやっているのが地元の鉄工所です。

その会社は飲み友達だった首藤さんが晩年に
役員をやっていたところです。
もし彼が生きていたら、
絶対彼の打ち出した事業だと思うのですが、
どうでしょうか。

もしかしたら、彼の遺志のどこかに
こんな取り組みがあったのかもしれません。

この技術で儲けてやろうというのは
もちろん民間会社でありますから
当然あるのでしょうけど、
実はその背景の中の一つに、
地域の子供たちの夢を応援していこう
という取り組みがあったようです。

ビールの収益の一部を、
なんと地元の子ども未来基金に
寄与するそうです。

ああ、なんとさわやかな話ですか。

これで大人もしっかりビールを
飲むことができるというものです。
いや、その、あの・・・。

そんなビールの販売所を見つけたので、
これは買わなくちゃなあと
会社入り口の販売窓口に行ってみました。
中をのぞくと誰もいないですねえ。
どうしようかなあと思っていたら、
50歳くらいの人でしょうか
「こんにちは」と声をかけてきました。

「あの~ビールを買いたいのですが」
と声をかけると
「わかりました。店員を呼びます。」
といって窓の下のインターホンを押し
「お客様が来られています」と
声をかけてくれました。

「ありがとう」といって待つことにしました。

この段階では、まだどんな形で
販売されているのかよくわかりません。
こんなところですからステンレスの大きな樽で、
1リットル単位かもわかりません。
とりあえずまあ店員さんが来るのを
待ちましょう。
う~ん、なかなか来ませんね。
鉄鋼会社の入り口の
窓の前でたたずむdoiron。
かなり変な光景です。

そしてやっと若い女性が窓口に来られました。

「すみませーん。ビールを買おうと
思うのですがどんな感じですかあ。」
ときくと瓶を三本出してきて、
「こんな感じで3種類を販売しています」

「試飲はないの?」と
六角精児さんのように聴こうかな
と思いましたが、まあ買ってみて
いいかとおもったので、
じゃあそれを各二本ずつの
6本セットでお願いします。



瓶は小さく、後で見たら330mlだし、
箱に入れてくれるので
車を置いたスーパーまでだったら
持っていけるだろうという話です。

あとで車で買いにきたらよかったのに、
なんか首藤さんが元居た会社で
ビールを醸造して販売していると
思っただけで舞い上がってしまいました。

その女性は「どうしてここのビールを
知ったのですか」と聞くので、
この辺の道を歩いていてというのも
変なんで「ニュースでみましたよ」と
返事しました。

「それにねえ、ここの会社の昔の
役員さんの知り合いなんですよ」
といっておきました。
もしかしたら一本くらいおまけしてくれる
かもと思ったのですが、
その人は「まだこの会社で働いて3か月なんで」
とあまり関心なさそうです。

そして「この会社のほかでも
カンカンとかで販売してないんですか」
と聞き返すと「カンカンまでは
手が回りません。地域のお店1か所で
販売しています」とのこと。

これはレア―ですね。

しっかり味わって飲まないといけませんね。

瓶一本が550円と、
こういう地域のビールにしては
安い方ですね。
これは楽しみです。

早速車に戻って家に帰り、
一本いただくことにしましょう。

小脇にビールの瓶を抱えて、
鉄工所街を歩いて帰る
変なおっさんなのでありました。

続く


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