ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

2023秋祭り始末記3

2023-10-12 20:40:40 | 町会

浴衣の帯の一部をほどけさせて歩くという、
もうまるで吉本新喜劇の安物映像
みたいになってしまい、
SNSでアップされていないかと
不安に打ち震えているdoironなんですが、
衝撃事件はまだまだありました。

だんじりへの乗車は、パレード曳行の時に
町会の紹介などをするときには、
doironは乗車しないといけません。



祭り初日の午後一のときがその時でした。



各町のだんじりの紹介をした後には
市の記念品を渡します。
その後、青年団による
お披露目式が始まりますよ。

屋根の上から、青年団団長の名前を書いた
ボードを巻き落とし、
でっかいクラッカーで盛大にお祝いする
というのが各町の習わしだ。

なので、だんじりに乗っているときに、
上から落ちてくるボードには
気をつけないといけないなあと
話をしていたのである。

メインの場所に着くと、
我々はだんじりを降りる。

するとパレードの代表が、
うちわとお金(花)をくれたのだ。
自治会長相手に御花をくれるとは
聞いてなかったので、
う~む、これは落としてはいけないぞ
と懐に入れてだんじりに乗ろう
とした時だ。
その一瞬の間を疲れたように、
青年団の祝い幕が落とされたのだ。

全くタイミング的にそこに
気が付かなかったdoiron。
さあだんじりに乗るかと思ったときに、
頭にここんとたれ幕の下の芯が
当たったのだ。
慌てて上を見ると、芯の位置は
ちょうど頭にチョンと当たる程度の
高さでした。

あ、やれやれ大けがにならなくて
よかったなあと思ったその瞬間です。

クラッカーが一斉に放たれました。

今年の我が町のクラッカーの
テープは黄色だったみたいです。
あっという間に、doironは
黄色の海に飛び込んだようになりました。

ウヒャー。

振りほどいても振りほどいても、
黄色い海に沈んでいきます。
あたふたと動き回って、
ようやく、俗世間に浮かび上がり、
落ち着いたときには、
なんかもう訳も分からず
団長のあいさつが始まってました。

それにしてもたれ幕には
気を付けようなんて言ってたのに、
こつんと頭を打つなんて
もう大失敗ですなあ。
人間、先のいろんなことも
想定して生きていこうと持っているのに、
こんな失敗が起こったりするんですねえ。

この失敗を乗り越えて、
これからも生きていかねばね。



この事件をまた、村に帰ってから報告しました。

「あのねえ、パレードで事件起こしてなあ。
これで事故博の最後に取り上げられて、
こうして祭りはケガもあるが、
楽しいシーンで彩られていくんですね
と締めくくられるだろうて。」

というと、

「どんな事故?」とみんな聞いてきます。

「実は青年団の垂れ幕が頭に
こつんと当たってなあ」
「え~、怪我なかったの?
毛はもうあまりないけど」というので

「こつん程度やったな。
それよりも、青年団の黄色のクラッカーに
包まれてなあ」というと、
もうみんな腹を抱えて
立ち上がれない状態でした。

「すごい。さすが町会長。
我々の想像をはるかに超えているわ」
「ここ10年の祭りの中で、
一番楽しい祭りやなあ」
と称賛の声が飛び交います。

とまあ、そんなこんなで
浴衣を着てだんじりに乗ってた
doironの行状は多分、
ここ数年の一番楽しいイベントとして
歴史に残るんでしょうねえ。

自分のドジを恥ずかしいと思ったり、
誇らしく思ったりと変な気分が残っています。

まあ大体自分の人生はこんなもんですわ。
あと一歩進んでいたら、
がらりと人生が変わっていたりもしただろうに、
宿命はそれをさせず、
笑いにまみれるという実情を
うまく作りましたね。

2023の祭りの始末記はこんなものです。
でも誰もけがせず、
最大のけがはdoironの頭の
小さな擦り傷のみという、
とってもとっても楽しい祭りでした。

おしまい。


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