先日、とんでもないことを頼まれた。
自分の孫が大学受験をするのだけれど、
その時に面接があるので、
予行演習で面接試験官を
やってほしいと依頼があったのだ。
え~これは荷が重そうだけれど、
頼まれた以上断るのは申し訳ない。
一日余裕があるので、
じゃ勉強をして、少しでも役に
立てればと引き受けることにした。
まあいつもお世話になっている人なので、
がんばろうと決意したわけだ。
昔、アルバイトの面接は何度かやった。
自分の仕事を補助してくれる人だから、
そういう観点で質問をしたので
こんな人見知りでも面接は
まあできないことはなかった。
でも今度は入学試験だ。
その人の一生を決めるイベントの
一つであるから、これはもう
できるだけのことはしなくちゃと、
とても緊張したね。
ミセスに「今度ねえ、大学受験の
面接の模擬を頼まれてん」
というと
「え~そんなことできるの?
真面目にやらんとあかんよ。
いつもみたいに笑ってたらあかんよ」
と心配の声が出まくっていました。
夜になって大学の選定、
勉強内容、将来の希望について聞くよと
説明すると、少し落ち着いたようだ。
でもくれぐれも真面目にね
と釘を刺された次第である。
で、翌日、その面接が始まりました。
ある会議室を借りて、
そこでおこなったのです。
緊張しますね。
相手は女性の高校生である。
まずはノックについて確認。
三回ノックするんでしたね。
そのあと先ほどの内容について質問すると、
実に的確に答えてくれました。
なぜ彼女がその大学を希望するのか、
そして何を学んでどういう仕事を
将来したいのか
これはとてもよくわかりました。
最後に、注意事項は
「もう少し声を大きくしてこたえようね」
「質問者の顔を見てこたえようね」と、
簡単に言って無事終了。
ああ、でももう大丈夫ですよ。
こんなにしっかりと自分の思いを言って、
◎を付けるほかないじゃないですか。
安心して、緊張せずに臨めば
きっと大丈夫ですから。
まあその子も緊張をしていましたが、
実はこんな模擬面接をして、
もっと緊張していたのは
こちらの方で、
椅子に携帯をおいて話をしていたら、
すっかりそれを会議室に忘れてきてしまいました。
部屋を借りた人にとっても迷惑かけて、
ほんまに認知は大丈夫なのかと
面接されたかもなあなんて思いながら、
新たな人生に向かう若い人に
とっても元気をもらった、
そして感動をもらった
そんな出来事だったのでありました。
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