最近はよく絵をかいています。
あまり暑いとクーラーを
効かせた部屋で籠っています。
窓を開けて風を入れてというのは、
ちょっとお絵かきには向いていませんね。
風で紙が暴れたり、
筆の先が乾きやすくなっていけません。
そこへもってきて台風接近ですから
なおさらややこしいです。
今の季節なら作務衣を着て、
涼しげな格好でアトリエにおります。
ある日の朝、情報番組を見ていると
早口言葉を色々とやっていました。
そんな番組を見ながら「生麦、生米、生卵」
をもじって
「『生麦、生米、生ビール』という
早口言葉もいいでなあ」と
ミセスとしゃべっていたら
「お、これは絵手紙にいい言葉やん」
と思いつきました。
早速、そのあとアトリエで
ビールを描きましたよ。
生ビールというのは普段よく
目にしてる光景やから、
こんなのがいいかなあ、
それともこんなのがと
次々に浮かんできます。
そしてそこに暑中見舞いの絵も
つけてもいいなあとか考えたら、
あっという間に何種類もの絵手紙ができました。
これはさっそく新聞にも投稿しましょう。
一番シンプルなのを新聞社に送り、
後の数枚を友達に暑中見舞いはがきに
して仲のいい友達に送りました。
こんな作品群です。
以前の職場の先輩には、
言葉の最後に「うまいね」を
つけて送ったら、とても喜んでくれました。
「何度見ても感心するし、癒されるし、
楽しませてくれるし、ニタ~っとさせてくれる」
とブログに書いてくれていましたね。
とてもうれしかったです。
こんなことがあるから
絵手紙って面白いですねえ。
次に描いたのは、ミセスが近所を
散歩するときに被っている
帽子を見た時です。
ああ、麦わらの帽子はそれだけでも
夏でいいですね。
描きましょう。
そしてそこへもってきて、
我々高齢者には欠かせない
水分補給もちゃんとしないとね
ということで、ソーダ水を
横に並べておきました。
この絵手紙だと、逆にこれだけで
ラインのスタンプみたいなものですね。
これもまた絵手紙友達とかにも
ラインで送りました。
そして今描こうとしているのが、
夏の入道雲です。
空に黙々と湧き上がる入道雲っていいなあ。
何とかうまく描けないかなあ
と描き始めたのですが、
これがとんでもなかったです。
まず空を描くのが何ともむつかしい。
入道雲を描くためには、
元気な青空を描かないといけないのだが、
これがもうとてもむつかしかった。
太めの筆で水を垂らした紙に
力強く描くのですが、
やすもんの紙だとくちゃくちゃになるしなあ。
やっと描いてもとてもなつの
あおぞらみたいなきれいに
澄み渡った空にならない。
踏まれ続けた青いトタン板のような感じだ。
なので何度も何度も指先が
こぼれたインクで青くなるほど
色を塗って、ここまでかあ
という空がようやく描けるように
なったところで今度は雲の形だ。
形はまあまあかけるのだが、
そこにつける影がむつかしい。
いかにも水蒸気が沸き上がった
ような形になかなかならない。
この課題にはねえまだ
乗り越えてはいないのです。
ちゃんと描けないうちに、
外に出ては雲の姿を見たり、
海辺に遊びに行っても入道雲を探したりと、
目線はきょろきょろすることも多い。
何か悲しいことでも考えているの?
て風情を醸し出ているわけだ。
というわけで、ここで取り組んだ
入道雲で何度かの挫折を迎えている。
こういうのを何度か乗り越えて、
絵がうまくなるのかなあと、
まあこっちもいろんな仕事も
上の空で考えたりしている
今日この頃だ。
またそこそこ描けたら
報告することにしましょう。
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