どこか山へ行こうかと、
山友達と話をしていました。
この友達と主に行く山は、
首藤さんも元気だったころに行った
大峰が多いのですが、
一度大きな山も見てみよう
ということで考え、最終、富士山を
見に行こうということになったのです。
とはいえまだこの山に登るには、
雪も積もっていて無理だから
眺めに行こうということだ。
まあ富士は上るよりも見る山
という言葉もある。
高齢者になって、富士に関する興味は
登山というよりもこの山が残した
様々な姿を目にしようという興味が大きいね。
あの巨大な富士が残したものは
どういうものなのか、
そんな興味を少しでも
満足させようと出かけることにしました。
では時期をいつにするか。
いろいろとネットで探りを入れてみました。
するともうしばらくすると、
富士山まわりで見られるのが
「ダイヤモンド富士」といわれる姿だ。
そう、それは何かというと、
富士山の山頂付近から太陽が昇る姿だ。
え?それって太陽の上り下りの位置を
考えれば、常にどこかで
そういう姿が見られるんと違うの?
て思うでしょ。確かにそうですね。
いつでもどこかでダイヤモンド富士って
現れるよねえ。
でもなぜそこが注目されるのかというと、
宿泊を予定しているのが
休暇村のコテージで、
そのあたりから見ると近接している田貫湖
という湖越しに見れるので、
影富士からも太陽が昇る
「ダブルダイヤモンド富士」
が見られるということで、
多くの写真家なんかに
注目されているようなのだ。
そんな富士山を見に行こうということで、
宿を抑えることにしたのだ。
ここからダイヤモンド富士が見られるのは、
春に3日と秋に3日の年間で6日間。
そんな姿をおさえようとしたわけだ。
その日にコテージを予約すると、
ちょうど春の取り組みをしているところで、
なんとか一棟を超安値で
借り上げられることになったのだ。
これは楽しみだ。
でもねえ、その人もdoironも
どちらかといえば雨男なんで、
雨が降って富士山を一回も
見ることなく旅は終わる
という恐れは無きにしも非ずです。
普段の山登りや歩きの時には、
いつも太陽に“その時は頼むで”
とお祈りをし続けるとともに、
天気図ともにらめっこし、
その日を待つことにしました。
まあ、とはいえ最近doironは
雨男なんですが、それでも
何とかなる男であることを
旅で演じていることが多いのです。
四国に行ったときもそうでした。
雨だけど望みの景色は見えて
何とかなりましたしね。
だからもし万が一雨でダイヤモンド富士が
見れなくても、富士山の姿の景観は
どこかで何とかなるんじゃないか
と楽観的に思い、四月末のGW前に
出かけていくことにしたのです。
行くとなったら、もう少し周辺のことも
調べておきましょう。
宿の近辺である富士宮市の近くにある
観光地はというと、まずは白糸の滝ですね。
もうかなり以前にここに
出かけていったことがあります。
過去のブログをたどってみると
13年前のことでした。
あの時も雨の中宿にたどり着いたのですが、
夜中にこっそり窓のカーテンを開けてみると、
暗闇の中にさらに
真っ黒な富士山がひょっこり。
葛飾北斎の赤い富士も強烈ですが、
暗闇の中の黒い富士もかなりの迫力でしたねえ。
そのときに、白糸の滝にも行ったのですが、
記憶はしっかり残っています。
そして予習していてもう一つ。
少し前からどうしても行きたかった施設が
ここにあるのです。
続く
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