Hello from the BoreBore Isrand.

ひびのあれこれ

積読消化のススメ

2007-08-24 02:00:05 | Weblog
タイミングを逃してしまった映画の原作を読もう月間…でもないのですがなんかそういった作品をもりもり積ん読買いしていたので消化のために読んでます。

そんなこんなでちょっと前まで酒見賢一の墨攻と後宮小説を読んでおりました。
墨攻はびっくりするほど短くて、落ちも驚くほどあっけないので拍子抜け。
読んだこと無いけど確か漫画の方が10数巻に及ぶと聞いていたのでもうちょっと長いものだと思ってました。
映画はアンディ・ラウ効果で万一あんまり面白くなくても満足できるはずなので早く借りて観たいなあ。

後宮小説はとても良かった。
宮女養成機関での寄宿舎学校っぽい生活とか、宮女ゆえにカーマスートラみたいなの習っちゃうところとか、うら若き乙女たちにカーマスートラ哲学を説いてしまう角先生がツボりました。
銀河とコリューンの二人の関係も爽やかで儚くて素敵でした。「道女になりました」と銀河が告げるシーンは泣けた。
主役二人もさることながらなんといっても江葉!江葉イイよ江葉。
勢いでyoutubeで「雲のように風のように」の動画とか探しちゃったくらい。
リアルタイムで観れたはずなのだけど実は観ていないんだよね。
DVD化されていないんだと思っていたけど一応DVDにはなっているのか。
銀河の声が佐野量子なのが時代を感じさせますな。
江葉のデザインは自分のイメージと若干違ていてややガッカリだったけど後悔はしていないぜっ。

で、また酒見賢一の本を…と思ったのだけど3連続で同じ作者が続くとさすがに飽きてしまい浅田次郎の憑神を読んでます。
憑神もホントだったら映画観に行きたかったんだけど観にいけそうも無いからと原作を買ったクチなのですが映画観に行かなかったことを超後悔。やっぱこの人の時代小説良いな。幕末ちう時代設定が好きなのもあるのかもしれない。
まだ全部読んだわけではないのだけど我ながらページを繰るペースがとても軽い。
で、往生際悪くも上映館を探してみたりしたのだけどやっぱり上映終わっていてガックリ。
DVD化が待ち遠しいです。
予告を見る限り疫病神のキャラクターが小説と若干違うっぽくて楽しみ。

墨攻
雲のように風のように
憑神