<築地トゥットベーネ>でランチをしたぼくらわ サントリー美術館に移動して 6月27日まで開催している<ミネアポリス美術館 日本絵画の名品>を見てきたのだ
ぼくが気になった作品なのだ
山田道安が描いた<龍虎図屏風>なのだ
ぼくのいない写真も載せるのだ(クリックすると大きな写真で見れるのだ)
なんとなくだけど リュウとトラが マンガチックに思えたのだ・・・
曾我蕭白が描いた<群鶴図屏風>なのだ
左隻の空を飛んでいる鶴がちょっとユーモラスでいいのだ
あと 右隻わ 親鳥が小鳥に言い聞かせているみたいで 人間っぽいのがいいのだ
佐竹永海が描いた<風神雷神図>なのだ
風神雷神って 雄々しいイメージがあるけど これわ たぶん 子供の風神雷神で 鷹に捕まっていたり カニに足を取られ 海に引きずり込まれそうにしていて 面白い作品だったのだ
左幅の風神なのだ
右幅の雷神なのだ
狩野芳崖が描いた<巨鷲図>も良かったのだ
今回の展覧会わ 写真撮影がOKっていうのも嬉しいポイントだし なにより アメリカのミネアポリスから 素晴らしい作品を いろいろ見ることが出来た それにつきるし ぼくらの中で 年間ベスト10候補に入るくらい オススメの展覧会なのだ
ここから先わ えこうの感想なのだ
サントリー美術館 <ミネアポリス美術館 日本絵画の名品> 6月27日(日)まで
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2021_1/display.html
作品リスト
https://www.suntory.com/sma/exhibition/visual/2021_1/list.pdf?_ga=2.257755403.1086071504.1622555898-2089249403.1617280901
展示構成
第1章 水墨画
第2章 狩野派の時代
第3章 やまと絵 ー景物画と物語絵ー
第4章 琳派
第5章 浮世絵
第6章 日本の文人画<南画>
第7章 画壇の革新者たち
第8章 幕末から近代へ
ミネアポリス美術館は、9500点近くに及ぶの日本美術コレクションを誇り、狩野派、琳派、浮世絵など江戸絵画を中心に約70点を展示しており、浮世絵版画のみ展示替えがありました。
全作品、写真撮影OKです。
気になった作品
3.雪村周継 花鳥図屏風
左隻の画像
右隻の画像
魚がちょっと面白い。
8.狩野之信 鷹図
12.狩野探幽 笛吹地蔵図
蓮の葉の帽子を被り、横笛を吹き来迎する地蔵菩薩で、「地蔵来迎図」は、鎌倉時代後期以降の浄土信仰において人気の画題となったそうです。
風になびく法衣がいいし、このような画題は初めて見た。
14.清原雪信 騎獅文殊図
優美な文殊菩薩様、乗られている唐獅子は、ちょっと可愛らしく、毛ももふもふでユーモラスな癒し系な唐獅子でした。
清原雪信って今回の展覧会で初めて知ったと思うが、久隅守景の娘で、狩野探幽は大叔父にあたるそうです。
15.清原雪信 飛天図
飛天の拡大写真
飛んでいるというよりも、ゆっくりと降りてくるように感じる飛天が描かれており、こちらも優美だった。
19.武蔵野図屛風
左隻の写真
右隻の写真
うっそうと茂る緑の薄、金色の雲、薄の間から見える様々な草花や銀の月が美しい。
28.酒井抱一 楸に鷦鷯図
40.歌川豊広 鴨川納涼図
ちょっと見えづらいので、画素のいい写真を載せます。(クリックすると大きな写真で見れるます。)
42.三畠上龍 舞妓覗き見図
双幅の掛軸で、左幅の着物の女性の裾が風になびき、足元がチラリと見えており、右幅の丁稚の少年が手で目を見開き、ちょっと怖いというかグロテスクでインパクト大。
43.鈴木春信 坐舗八景 台子の夜雨 ※展示終了
45.鳥居清長 四條河原夕涼躰 三枚續 ※展示終了
1枚ずつの写真も載せます。
あまり退色してなくて彩色が美しい。
47.喜多川歌麿 『画本虫撰』より「とかけ・虵」 ※展示終了
74.曾我蕭白 群鶴図屛風
解説には、こう書かれています。
『右隻には人間味を感じさせる鶴の群れを、左隻には荒々しい波濤と空を舞う2羽のに岩上の1羽を描く。畳目が確認でき、素早い筆致で一気呵成に描いたと考えられるが、墨の濃淡を巧みに使いこなしている。画風や落款から35~7歳頃の作とされ、二度目の伊勢滞在前後の制作と推測される。』
76.伊藤若冲 旭日老松図
77.伊藤若冲 叭々鳥図
78.伊藤若冲 鶏図押絵貼屛風
左隻の写真
右隻の写真
鶏たちがバラエティーに富んで面白く、異なる植物の筋目描きも良かった。
左隻の第1扉のお尻を向けている鶏は、西福寺の若冲の作品に似ているかも?
他の気になった押貼図を載せます。
80.松井慶仲 虎図
82.佐竹永海 風神雷神図
解説には、こう書かれています。
『風神の背中は鷲に掴まれ空へと持ち上げられ、風神は破れ力なくしぼんでいる。一方雷神は右足を蟹に挟まれ海に引きずり込まれ、太鼓の一部は無残にも海へ落ちている。こうした滑稽味あふれる「風神雷神図」は狩野探幽に先例が求められ、以後狩野派の絵師たちによってたびたび描かれてきた。』
84.柴田是真 漆絵画帖
6面の漆絵が収められているそうですが、展示していたのは、雪の虎。雪の間から顔を出したトラが可愛らしい感じ。他のも見たかった。
85.河鍋暁斎 手長足長図
手長・足長は中国に由来する日本の民間伝承の中で人気の高い妖怪だそうで、足長は、柿を食べようとしていて、手長は手長猿を持ち上げ、その上には手長海老がハサミを伸ばし月を取ろうとしているみたいで面白く、解説によると、手長猿が水面に映る月を捉えようとする古い寓話をコミカルに描いたもの。
87.狩野芳崖 巨鷲図
鷲は迫力があるように見えるが、雄々しくなく、ちょっと困り顔。たぶん、岩や木の描き方がすごいから迫力があるのだと思う。
鷲の拡大写真です。
90.渡辺省亭 紫式部図
91.池田蕉園 花見図
私は休館前に見ることが出来たのですが、この展覧会が臨時休館のままにならず、再開できたのは、良かったですし、どるちの方でも書いていますが、年間ベスト10の候補に入るくらい素晴らしい展覧会なので、少しでも気になっている方は、ぜひご覧ください。
今回も素晴らしい作品を見るとことが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て大満足でした。
ありがとうございます。